夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『トゥームレイダー ファースト・ミッション』

2018年03月29日 | 映画(た行)
『トゥームレイダー ファースト・ミッション』(原題:Tomb Raider)
監督:ローアル・ユートハウグ
出演:アリシア・ヴィカンダー,ドミニク・ウェスト,ウォルトン・ゴギンズ,
   ダニエル・ウー,クリスティン・スコット・トーマス他

春分の日、本当は朝から出町柳まで行くつもりでした。
ところが前日の食事会で飲みまくって撃沈。
出町座で『バーフバリ 王の凱旋』を観るためには、
7時半には家を出なければならなかったのです。
大人気の『バーフバリ』、上映開始は昼過ぎでも、
席を確保したかったら出町座の営業開始時間には到着していないと。

あぁやっぱり起きられへんかったなぁと凹みながらゆっくりと起床。
しかし『バーフバリ』の公式サイトを覗いたら、
なんとシネ・リーブル梅田でもかかることが決定している〜。
なんぼダンナの出張中でしたい放題だからと言って
京都で晩ごはんの予定もないのに出町柳まで行かなくてよかった。
そんなわけで、『バーフバリ』には並ぶ必要がなくなり、
近日中にシネ・リーブルに予約することにしたのでした。

で、この日はダラダラしていたら昼過ぎになってしまったけれど、
せっかくの水曜日、レディースデーだからやはり映画を。
風も強いから歩くのが面倒になって、車で梅田へ。
TOHOシネマズ梅田で2本だけ。

アンジェリーナ・ジョリー主演で初めて映画化されたのが2001年。
2003年に続編が公開されてから15年も経ったなんて。
彼女の後を継いだのはアリシア・ヴィカンダー
監督はノルウェー出身、これがハリウッド・デビューとなるローアル・ユートハウグ。

ロンドンに暮らすララは、トレーニングジムで体を鍛えてはいるがその費用を滞納、
バイク・メッセンジャーのバイトで稼ごうとするものの、金銭的に苦しい毎日。

しかし実は彼女は資産家リチャード・クロフト卿の娘。
冒険家でもある父親が7年前に失踪し、彼女が書類に署名さえすれば、
父親は死亡したものとみなされて、遺産をすべて相続できる。
父親の死を認めたくなくてひとりで生活してきたが、
いよいよ現実を見なければ仕方なくなり、ララは署名することに。

その過程で、ララはリチャードが残したメッセージを発見。
神話上の絶海の孤島、そこに行けば父親の行き先を知る手がかりがあるかもしれない。
そう考えたララは、父親を知るであろう男を探しに香港へ。
その息子ルー・レンを捜し当てると、彼の船で大海原へ乗り出すのだが……。

基となっている世界的人気を誇るゲームシリーズを知らないので、
それとどれぐらいリンクしているのかわかりません。
ただ、こうハリウッド色が濃い映画の中で、卑弥呼がどうたらと言われても。
日本のどこかの孤島の話だなんて言われても、
スクリーンに映し出される景色はおよそ日本らしくありませんし。

ゆえにハリウッド映画にいきなり登場した卑弥呼、みたいな印象があり、
最初は何がどうなっているのかわからない。
でも、この手の話はわからなくてもついていけますからね。
ようわからんけどまぁええやと思っているうちにツツーッと進み。

話自体に深みはないし、新しい話でもありません。
それを求めるのもどうかという気がします。
知的な美人が演じる、男顔負けの強いヒロイン。
彼女がいてくれればそれでいいんだと思います。

続編は想像できる範囲内で陰謀が展開されそう。当然観ます。

そうそう、ルー・レン役のダニエル・ウー
ダニエル・ウーといえば『美少年の恋』(1998)。
香港って、下着といえば白のブリーフなんだと私の目を点にさせた作品です。
あのダニエル・ウーも40過ぎたのか。オッサンになったなぁと感慨深い。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『北の桜守』 | トップ | 『ボス・ベイビー』〈字幕版〉 »

映画(た行)」カテゴリの最新記事