夜な夜なシネマ

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『ザ・ロストシティ』

2022年06月29日 | 映画(さ行)
『ザ・ロストシティ』(原題:The Lost City)
監督:アダム・ニー,アーロン・ニー
出演:サンドラ・ブロック,チャニング・テイタム,ダニエル・ラドクリフ,ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ,
   オスカー・ヌニェス,パティ・ハリソン,ボーウェン・ヤン,ブラッド・ピット他
 
本格的に外食を再開しました。
毎日寄っていた実家の滞在時間をそろそろ加減してもよいかなと思って。
六甲で晩はんの前にTOHOシネマズ西宮へ。2カ月半ぶり。
 
めっちゃ面白そうだったんです、予告編。
サンドラ・ブロックももう立派なアラ還、来月には58歳になるのですね。
本作ではダニエル・ラドクリフに「ひきこもりのばあさん」みたいに言われていて
アンマリだと思いましたが、58歳なら仕方ないか。
あら?ばあさんとまでは言っていなかったかな。おばさんかな?やっぱりばあさんだった気がする。
なんにせよ、いくつになっても彼女にはコメディがよく似合う。
 
売れっ子の恋愛小説家ロレッタは、執筆中の小説“ロストシティ”の続きを書くのに苦戦。
適当に終わらせたいと思っているのに、親友でマネージャーのベスがそうさせてくれない。
渋々参加した宣伝ツアーには、“ロストシティ”のイメージモデル、アランも参加。
ロレッタひとりでは心配だと考えたベスがアランを同席させたのだ。
 
会場にはアラン目当ての客ばかりが押し寄せ、作品についてはろくな質問も来ない。
やる気を失ったロレッタがとっとと会場を後にして帰ろうとしたところ、
謎の大富豪フェアファックスが現れ、ロレッタを南の島へと連れ去ってしまう。
 
フェアファックスはロレッタの小説を読み、
彼女が伝説の古代都市“ロストシティ”の場所を知っていると確信したらしい。
そこには王と王妃の眠る墓があり、財宝が隠されているはず。
羊皮紙に書かれた文字をロレッタに解読させようとするのだが……。
 
ロレッタ役はもちろんサンドラ・ブロック。
女性ファンに大人気だけれど、逞しい見た目とは違ってまるで頼りにならないアランにチャニング・テイタム
予告編で「イケメンすぎじゃない?」とロレッタが言うシーンがおかしかったブラッド・ピットは、
ロレッタを助けるためにアランが協力を仰いだトレーナー役。
もっとたっぷりブラピを見られるのかと思ったら、速攻で脳天を撃ち抜かれてお陀仏で笑った。
でもそれまでのわずかなシーンのブラピがめちゃめちゃ強くて格好良く、かつ、変。
 
“ハリー・ポッター”シリーズの主役だったダニエル・ラドクリフがいまやこんな悪役。
もう40ぐらいになったのかと思ったけれど、まだ32歳。
あれだけ人気のシリーズで長く主人公を演じると、イメージ払拭が大変ですね。
この役は本当に嫌な奴で、それも似合っていました。
 
ドタバタするだけのコメディというわけでもありません。
ロレッタには一緒に研究を続けていた最愛の夫がいましたが、彼を亡くしてしまった。
ロストシティに眠る王と王妃のように夫の隣で眠りたいと思っていたと語るシーンは、
彼女の切ない想いが伝わってきます。
頼れるマネージャー、ベスの奮闘ぶりも最高です。
 
エンドロールが始まっても席は立たないように。
脳天撃ち抜かれたはずのブラピの姿をまた拝めます。ネタバレしまくりですみません。(^^;

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