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『ハリー・ポッター』脇役陣、この人を観るなら(その1)

2003年05月14日 | 映画(番外編:映画とこの人)
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』、やっと観ました。
2時間40分にはビビったぞ。

ところで『ハリー・ポッター』には名脇役がたくさん出演。
「ほかの映画でこの人を観るなら特集」を。

まず忘却術が得意なはずの『私は誰?』(ネタバレ、失礼)の
ギルデロイ・ロックハート役、ケネス・ブラナー。
この人は大のシェイクスピア好き。
舞台でもシェイクスピア作品に多数出演していますが、
映画のほうでもみずからメガホンをとって、
『ヘンリー5世』(1989)、『から騒ぎ』(1993)、
『ハムレット』(1996)などなどに出演。

アル・パチーノ監督・主演の『リチャードを探して』(1996)は
シェイクスピア劇に関するバックステージものとでもいうべきちょっと変わった映画ですが、
そこでも彼はアル・パチーノのインタビューを受けています。

コワレたブラナーが観たいという方には
『ワイルド・ワイルド・ウエスト』(1999)が手っ取り早い。
主人公の宿敵=ラブレス博士を演じるのがブラナー。

シリアスな彼が観たい方は『ヴァージン・フライト』(1998)をどうぞ。
社会奉仕活動を命じられた彼が出会う、不治の病に冒された少女。
彼女の夢は死ぬまでにロスト・ヴァージンすること。
その夢をかなえるため、彼は奔走するのだが……というお話です。

続いて、意地悪このうえないルシウス・マルフォイ役、ジェイソン・アイザックス。
顔のせいなんでしょうか、悪役か偉い役が多い人です。

きわめつけの悪役ぶりを発揮するのは
メル・ギブソン主演の『パトリオット』(2000)のイギリス将校役。
『ブラックホーク・ダウン』(2001)や『ウインドトーカーズ』(2002)など、
戦争ものでは必ず主人公の上官役。
『ことの終わり』(1999)では神父役です。

ひと味ちがう彼を観られるのは『スウィート・ノベンバー』(2001)。
キアヌ・リーヴスとシャーリーズ・セロンのラブストーリー。
仕事人間の主人公が出会ったある女性。
彼は彼女からひと月だけ一緒に暮らすことを提案されます。
その間仕事はいっさいしないことを条件に。
頑なな彼も次第に心を開いていって……という話で、
映画としてはあまりお薦めしません。
でも、ヒロインの隣人を演じるアイザックスはイイ!
オカマでヒロインのよき理解者という設定で、彼の女装姿も拝めます。
悪役のイメージを払拭し、温かい人もしっかり演じてくれています。

「この人を観るなら特集」、次回に続く。

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