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『スパイダーマン:ホームカミング』

2017年08月24日 | 映画(さ行)
『スパイダーマン:ホームカミング』(原題:Spider-Man: Homecoming)
監督:ジョン・ワッツ
出演:トム・ホランド,マイケル・キートン,ジョン・ファヴロー,ゼンデイヤ,
   ドナルド・グローヴァー,マリサ・トメイ,ロバート・ダウニー・Jr.他

ダンナが飲み会のため、晩ごはんの用意をしなくていい日。
130分超の本作は、できればTOHOシネマズで観てマイルを貯めたかったけれど、
伊丹にはちょうどいい時間の上映がなく、西宮まで行く元気なし。
職場とわが家の通勤経路途中にある109シネマズ大阪エキスポシティで手を打ち、
マイルはあきらめることにしました。無念。

『COP CAR/コップ・カー』(2015)がめっちゃ面白かったジョン・ワッツ監督。
3作目でいきなり本作の監督だなんて、大抜擢でんがな。
いやいや、それぐらい面白かったんです、『コップ・カー』。

15歳の高校生ピーター・パーカーは、“アベンジャーズ”が内輪もめしたさいに、
アイアンマン/トニー・スタークに見いだされた。
トニーが開発したスパイダーマンのスーツを渡され、
いつ呼び出されても駆けつけられるように待機するが、連絡は来ない。
トニーの運転手でピーターのお目付け役ハッピー・ホーガンにこまめに電話を入れるも、
それらしき仕事を与えられることはなく、おとなしくしているように言われる。

早くアベンジャーズの一員になりたくてたまらないピーターは、
近隣のパトロールを日課にし、困っている住民を助けたり、
犯罪者を懲らしめたりすることに精を出しはじめる。
それが親友ネッドにバレてしまい、ピーターがスパイダーマンであると知ったネッドは大興奮。
誰にも言わないようにと、ピーターはネッドに釘を刺す。

そんななか、8年前にトニーから仕事を奪われたエイドリアン・トゥームスは、
地球外の物質から強力な兵器をつくりだすことに成功。
兵器の密売で荒稼ぎしていたが、その現場をピーターが目撃してしまう。
トニーに認められたいピーターは、たったひとりで立ち向かうのだが……。

歴代のスパイダーマンを演じたトビー・マグワイアアンドリュー・ガーフィールドより、
私は本作のトム・ホランドの顔のほうが好み。
普通の高校生らしいところも良くて、可愛げがあります。

大人に認められたくて勝手なことをやらかして、失敗して怒られて凹む。
それでもスネたりしない、変に「がんばってるアピール」もしない、
たとえ誰も見ていなくても自分にやれることをやる。
恋はちょっぴり切なくて、こんな青春&ヒーローものもいいもんです。

そして私はやっぱりジョン・ファヴローが画面に映ると嬉しくなる。
ハッピー役のこの人が最初の『アイアンマン』(2008)の監督だということを
みんなわかって観てくださいねと思うのでした。
役者のときもいい味出してます。

次の“アベンジャーズ”も楽しみです。

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