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『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』

2022年12月13日 | 映画(か行)
『ギレルモ・デル・トロのピノッキオ』(原題:Pinocchio)
監督:ギレルモ・デル・トロ
声の出演:ユアン・マクレガー,デヴィッド・ブラッドリー,グレゴリー・マン,ジョン・タトゥーロ,
     ロン・パールマン,ケイト・ブランシェットン,クリストフ・ヴァルツ,ティルダ・スウィントン他
 
先週金曜日にNetflixで配信開始となりました。
一部劇場では配信に先立って公開されていましたが、観に行く機会なく。
風邪をひいて家から一歩も出なかった土曜日、おとなしく鑑賞。
 
イタリア出身の作家カルロ・コロディは19世紀を生きた人。
今なおこうして語り継がれる『ピノッキオの冒険』は1883年に出版されました。
映像化作品もたくさん。最近では『ほんとうのピノッキオ』(2019)など。
それを今度はギレルモ・デル・トロ監督がストップモーションアニメで映画化したという。期待大。
 
おもちゃ職人のゼペットには、目の中に入れても痛くない息子カルロがいました。
しかしカルロは教会で空襲に遭い、亡くなってしまいます。
 
悲しみに暮れるゼペットは何もする気になれず、酒浸りの日々を送りますが、
ある日つくった木製の人形が命を宿す。人形は自ら“ピノッキオ”と名乗ります。
 
最初は気持ち悪がるゼペット。「パパ、パパ」と慕うピノッキオを遠ざける。
しかしそれでも自分のもとを離れようとしないピノッキオにやがて愛情を抱くように。
 
大筋では従来の『ピノッキオ』と同じなのでしょうが、やはりギレルモ・デル・トロの手にかかると違う。
そもそも舞台がムッソリーニに支配されているファシズム時代のイタリアで不穏そのもの。
オリジナルの『ピノッキオ』のストーリーをつぶさには覚えてはいませんが、
そこに感じたファンタジーとは異なり、アニメで恐ろしい時代を再現されているかのよう。
 
語り手は、ゼペットじいさんにゴキブリ呼ばわりされるコオロギ、セバスチャン・J・クリケット。
彼の声を担当するのがユアン・マクレガーなのが嬉しい。
ギレルモ・デル・トロ作品常連のロン・パールマンも市長の声役で出ています。
 
と、書いてみましたが、実は途中睡魔に襲われてしばし寝ました。
風邪ひいて家にいるのに、酒飲みましたからねぇ。
たぶんもう一度観ると思います。Netflixだもん、いつでも何度でも観られるし♪

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