夜な夜なシネマ

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『恋恋豆花』

2020年04月14日 | 映画(ら行)
『恋恋豆花』
監督:今関あきよし
出演:モトーラ世理奈,大島葉子,利重剛,椎名鯛造,
   シー・チーティアン,ヴィッキー・パン・ズーミン他
 
3月末日、次年度に繰り越せない有休があと2時間だけ残っていたので消化。
あんなに観光客だらけの場所だったのに、今は閑散。
喫煙コーナーのみ、スーツを着たサラリーマンがうじゃっといて異様。(^^;
それを遠巻きに見ながらシネ・リーブル梅田へ。
 
台湾へ行ったこともないくせして、私は台湾が大好きなのです。
予告編が美味しそうだった日本/台湾作品を鑑賞。
恋恋豆花、レンレンドウファと読みます。
 
女子大生の奈央(モトーラ世理奈)の父親・博一(利重剛)が
3度目の結婚をするという。
別に反対する気もないからどうぞご勝手にと思っているのに、
なぜだかそのお相手・綾(大島葉子)と奈央のふたりで台湾旅行をすることに。
 
渋々出かけた旅行だったが、台湾は美味しいものだらけ。
世界中を旅しているというバックパッカー・清太郎(椎名鯛造)とも知り合い、
彼の友人オススメのお店に行ってみたり、絶景を拝んだり。
中でも奈央がいちばん気に入ったのは「豆花」というお菓子。
 
なんだかんだで旅行を満喫していた奈央だったが、
綾のもとへ博一から連絡が入り、追突事故に巻き込まれてむち打ちらしい。
心配する綾は一足先に日本へ帰国、
奈央は台湾に残って旅を続けるのだが……。
 
楽しそうだなぁ、美味しそうだなぁ、台湾いいなぁ。
そんな感想しか出てこない作品です。
日々うまくいかないことが多すぎてくすぶっていた奈央が
次第にふっきれていく様子がいい。
 
基本的にこの奈央はめっちゃいい子なんです。
親の再婚相手に反発しそうなところ、受け入れている。
積極的に関わるつもりもないけれど、旅行を厭わない。
たまにふて腐れた態度を取ることはあっても、
綾といることを拒否したりしない。
美味しいものを美味しそうに食べる、
そんな子に悪い子はいないんじゃないかと思うのでした。
 
今こうしていろんな国の映画を観ても、
コロナ騒ぎでどこへも行けないと思うと切ない。
早く世界中が落ち着くのを祈るばかりです。

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