夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』

2015年07月27日 | 映画(は行)
『映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』(原題:Shaun the Sheep The Movie)
監督:マーク・バートン,リチャード・スターザック

3連休初日の4本ハシゴを観た逆順に。この日の2本目。
大阪ステーションシティシネマで観ました。

大好きなクレイアニメ、“ウォレスとグルミット”シリーズ。
そのシリーズ中、『ウォレスとグルミット、危機一髪』 (1995)に
新キャラクターとして登場したのが子羊のショーンでした。
“ひつじのショーン”シリーズとして、Eテレで放送中。
このたび劇場版が製作されてウキウキわくわく。

イギリスの片田舎にある羊の牧場。
羊たちのリーダー的存在ショーンと仲間たちがのんびり過ごしている。
牧場主に忠実な牧羊犬ビッツァーは、そんなショーンをきっちり監視。

愉快な仲間たちに囲まれて、平和な毎日を送っているというものの、
あまりに決まりきった日常のくりかえしに、このところショーンは飽き飽き。
通りかかったバスにふと目をやると、そこには「休日」を促す看板が。
これだ!と思ったショーンは、仲間たちと作戦を練り、
ビッツァーをおびき出して牧場主を眠らせ、そのすきにやりたい放題。

ところが、眠ったままの牧場主が乗るトレーラーが動きだし、
大暴走して都会へと走り去ってしまう。
うるさい牧場主がいなくなってせいせいしたはずが、
責任を感じたショーンは牧場主を探すため、路線バスに乗り込むのだが……。

動物たちの目を通して描かれる物語ということになっているので、
羊同士の言葉も人間が話している言葉も聞き取ることはできません。
なにやらワケのわからない声というのか音を発しているだけ。

でも、わかるような気がするんですよね、彼らが何を話しているのか。
本当によくできたクレイアニメ、ストップモーションアニメで、
すべての動きがとても愛らしく楽しい。

記憶喪失となった牧場主に記憶を取り戻させるため、
ショーンとその仲間たちが繰り出すあの手この手。
台詞がなくたってこんなにもわかりやすい。

しかしこれ、年齢にもよるのでしょうけれど、
子どもの場合、最後までもたない子のほうが多そうです。
ずいぶん愚図る子が多かったように見受けました。
でも、愚図るのはそんなにやかましくないんです。
本編が始まってずいぶん経つにもかかわらず、
スマホをいじりながら「うるさいから静かにしなさい」とわが子を叱るお母さん。
いえ、その子の声よりもアナタのスマホのほうがず~っと迷惑ですから。(--;

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