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『グリーンバレット』

2022年10月24日 | 映画(か行)
『グリーンバレット』
監督:阪元裕吾
出演:和泉芳怜,山岡雅弥,天野きき,辻優衣,大島璃乃,内藤花恋,
   伊能昌幸,松本卓也,大坂健太,沢口愛華,碕理人,板尾創路他
 
『ベイビーわるきゅーれ』(2021)が最高に面白かった阪元裕吾監督。
2021年のミスマガジン受賞者6人をキャストに起用して撮ったのが本作。
塚口サンサン劇場で前編に当たる『最強殺し屋伝説国岡』(2021)と共に
2週間限定上映ということで観に行きました。
 
プロの殺し屋を目指す6人の女性、
山田ふみか(和泉芳怜)、今井美香(山岡雅弥)、神里はるか(天野きき)、
東雲唯(辻優衣)、鹿目梨紗(大島璃乃)、沖田響(内藤花恋)は、
京都最強の殺し屋といわれる国岡昌幸(伊能昌幸)がインストラクターを務める訓練合宿に参加。
 
ところが6人各々の個性が強すぎて、国岡は振り回され気味。
1週間の訓練の後におこなわれる合否判定の試験に臨んだ6人は、
クリアするどころか困った事態を招いてしまう。
結果、野良の殺し屋集団“フォックスハンター”が合宿地に乗り込んできて……。
 
ゆるゆるのアイドル映画かと思ったら、女子6人が次第に本物の殺し屋っぽくなってきます。
観客たまに大爆笑、すっごくいい鑑賞時間だったはずなんですが。
 
なんと私、またまた爆睡してしまいまして。
この日午後休を取っていた私は、所用を済ませてから梅田へ向かい、こちらでひとり呑み。
生ビール1杯、日本酒冷やで2合、グラスワインを1杯。たらふく食べる。
おおっ、ちょうどいい時間になったとわざわざ塚口へ向かったのに。
 
すみません。途中からほとんど話を覚えていないので、これ以上書けません。
ちゃんと書けるように期間限定上映中にリベンジを果たす所存です。待ってて!(^O^)
 
→で、この2日後、しっかりリベンジを果たしました!
お目目見開いたまま観た結果、めちゃめちゃ面白かった。
 
6人がどんな子なのかもよくわからなかった1回目。2回目に観たら、可笑しすぎる。
やる気なさそうなのに才能はピカイチだったり、真面目すぎたり、
プロダクションを騙る社長から明らかに詐欺に遭っているのに気づかなかったり、
それぞれ見ていてイラつく部分はあるのですが、終盤にはそれが可愛くてたまらない。
一致団結する最後なんて、涙出そうになりましたもん。
 
これらは、国岡に魅せられたカメラマン(大坂健太)が同行して
合宿の模様を撮影するというドキュメンタリータッチで描かれています。
このカメラマンが何かといえば「僕は大卒だから」と言うウザイ奴で、
国岡やサブインストラクターのチンピラ殺し屋(松本卓也)にダメ出しします。ほんとウザイ(笑)。
 
知った俳優といえば板尾創路くらい。
彼は合宿所の経営者で、泊まるところと食べるものを提供するのみならず、武器も完備。
あらゆるところが可笑しいです。
 
殺し屋が許せない殺し屋。「おめぇらみたいな奴を殺すために殺し屋になったんだよ」。
ちゃんと起きて2回目を観られてよかった。
「殺し一瞬、後処理一生」、名言。
 
『トロール・ハンター』(2010)みたいなドキュメンタリーを撮りたいという話とか、
“エクスペンダブルズ”は観ておいたほうがいいという話も会話の中に登場します。
併せて観ればより楽し。
 
ところで、阪元監督はそろそろ殺し屋の話以外もお撮りになるのでしょうか。

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