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『108 海馬五郎の復讐と冒険』

2019年11月03日 | 映画(あ行)
『108 海馬五郎の復讐と冒険』
監督:松尾スズキ
出演:松尾スズキ,中山美穂,大東駿介,土居志央梨,栗原類,LiLiCo,福本清三,
   乾直樹,宍戸美和公,堀田真由,岩井秀人,酒井若菜,坂井真紀,秋山菜津子他
 
ダンナ出張中につき、飲みに行っているか映画を観ているかのどちらかの夜が続く。
もうへろっへろなのに、時間が空くと映画を観に行かずにはいられません。
TOHOシネマズ梅田にてレイトショー。
 
松尾スズキは私と同じ白衣高血圧。それだけで親近感が湧きます。
凄い才能の持ち主だとも思いますし、ちょうど上映時間も合うしで、
迷うことなく鑑賞を決めましたが、R18指定なんですね。
ふきだしてしまうシーン多数のエロコメディでした。
だけど、3つほど向こうのカップル笑いすぎ。サクラかと思うほど。(^^;
 
売れっ子脚本家の海馬五郎(松尾スズキ)。
ある日、オーディションを受けに来た赤井美月(堀田真由)から、
妻の綾子(中山美穂)が浮気していることを知らされる。
美月が示したフェイスブックの画面には、綾子と思われるアカウントのページ。
そこにはコンテンポラリーダンサー、ドクタースネーク(乾直樹)とのツーショット写真が。
 
綾子のことを愛してやまない五郎は発狂寸前。
彼女を問い詰めたところ、あっさり認めて家を出て行ってしまう。
離婚になれば財産分与で半分は持って行かれると友人の糸井(岩井秀人)から指摘され、
全然納得が行かない。悔しすぎる。
今あるカネは2千万。なんとか1千万は使いたい。
何に注ぎ込むか考え、浮気した綾子への復讐として女を抱くことに使おうと決意する。
 
2週間で108人。
108は煩悩の数ではない。綾子のフェイスブックのタイムラインに付いた「いいね!」の数。
最初はごく普通に風俗でと考えていたが、それだと2週間ではとても使い切れそうにない。
糸井のアドバイスによって高級娼婦のサイトを知り、
1回に15万円を注ぎ込むことにするが、思うように勃たず……。

ちょっと向こうの席のカップルは笑いすぎだと思ったものの、かなり面白かったのは確か。
R18というと、女性ひとりでは観に行きづらいかもしれませんが、たぶん大丈夫(笑)。
ま、シネコンで上映している作品ですからね、安心して観に行けると思います。
 
風俗嬢その他、もちろんみんな潔く脱いでいるわけですが、ミポリンが脱ぐわけもなく。
脱いでいなくても彼女が悶えている様子って、男性は興奮します?
全然色っぽいと思えないのは僻みでしょうか(笑)。
彼女演じる綾子が「どうせ私は貧乳です」という台詞には笑いました。
 
五郎の妹役の坂井真紀、五郎の親友かつセフレの美津子役に秋山菜津子
みんな痛々しくて良い感じ。
 
エロネタが駄目だという人も楽しめるのではないかと思う奇想天外さ。
そのわりに終わり方がフツーすぎて、そこはもったいないでしょうか。

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