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『パディントン 消えた黄金郷の秘密』〈字幕版〉

2025年05月23日 | 映画(は行)
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』(原題:Paddington in Peru)
監督:ドゥーガル・ウィルソン
出演:ヒュー・ボネヴィル,エミリー・モーティマー,ジュリー・ウォルターズ,ジム・ブロードベント,マデリーン・ハリス,
   サミュエル・ジョスリン,カルラ・トウス,オリヴィア・コールマン,アントニオ・バンデラス他
声の出演:ベン・ウィショー,イメルダ・スタウントン他
 
朝イチに梅田で『クィア/Queer』→中津で昼呑み→十三で『ごはん』『湖の見知らぬ男』
最後に観た『湖の見知らぬ男』の上映終了時刻とは上映開始時刻がかぶっている本作を観にTOHOシネマズ梅田別館へダッシュ。
だってそこまでしないと、字幕版を観る機会がないんです。
仕事帰りにシュッと寄れる劇場では日本語吹替版ばかり上映しているし、梅田まで出ても字幕版の上映は最終のオソオソの回1度きり。
 
私と同じく洋画は字幕で観る派が多いのか、遅い時間にもかかわらず8割ぐらいの客入り。
十三で電車に飛び乗って向かったわけですが、本編上映数秒後に滑り込むことができました。
 
『パディントン』(2014)、『パディントン2』(2017)に続く第3弾はペルーが舞台。
監督は本作が長編デビューとなるドゥーガル・ウィルソン。イギリス出身だそうです。
 
すっかりブラウン一家の一員となり、ロンドンで平和な日々を送っていたパディントンのもとへ、
故郷ペルーの老グマホームに暮らすルーシーおばさんの様子が変だという手紙がホームのシスター・クラリッサから届く。
パディントンの育ての親であるルーシーおばさんの元気がないなんて気がかりで仕方がない。
ちょうどパスポートを作ったばかりのパディントンは帰郷を決意する。
 
パディントンの決意を聞いたブラウン夫人は、一家でその旅に同行しようと提案。
もちろんパディントンのことが心配だからだが、最近一緒に過ごす時間の減った家族が一致団結する良い機会だとも思うからだ。
 
こうしてペルーへと向かったブラウン一家とパディントン。
しかし、老グマホームに着いてみると、ルーシーおばさんが行方不明だと言う。
彼女が自室に残していた地図を頼りにジャングルの奥地に乗り込む彼らは、
クルーズ船を運航する船長のミスター・ハンターとその娘ジーナに案内を頼むのだが……。
 
やっぱり嬉しいなぁ、パディントンがベン・ウィショーの声で話すのを聴けるのは。
ルーシーおばさんの声を担当するのはイメルダ・スタウントンで、こちらもさすが。
 
てっきりいい人だと思っていたシスター・クラリッサが実は黒幕という展開にはちょっとビックリ。
最初からかなり怪しくはあるのですけれど、まさかお宝を狙っていたとは。
彼女の役にオリヴィア・コールマンを起用したのが素晴らしい。
ハンターを演じるアントニオ・バンデラスも役にハマりすぎ。
ばあちゃん役のジュリー・ウォルターズも頼もしくていいですよねぇ。
 
子ども向けと侮ってはいられません。
船が激流に飲み込まれそうになるシーンは迫力がありますし、芸達者な人たちが揃っているから、大人もじゅうぶん楽しめる。
何よりも紳士然としたパディントンが愛らしく、いつまでも元気でいてほしいと思うのでした。

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