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『マレフィセント2』

2019年11月02日 | 映画(ま行)
『マレフィセント2』(原題:Maleficent: Mistress of Evil)
監督:ヨアヒム・ローニング
出演:アンジェリーナ・ジョリー,エル・ファニング,ミシェル・ファイファー,ハリス・ディキンソン,
   サム・ライリー,キウェテル・イジョフォー,エド・スクライン,イメルダ・スタウントン他
 
109シネマズ箕面にてレディースデーにIMAX2D版を鑑賞。
オープニングは目がぐるぐる回り、たぶん三半規管があまり強くない私は酔いそうになりました。
ずっとこんな映像だったらどうしようと思ったけれど、大丈夫でした。
 
『マレフィセント』(2014)の続編。前作から5年も経っているのですね。
話はほとんど覚えていないし、この5年の間にアンジェリーナ・ジョリーのイメージも変わってしまった。
監督作の『不屈の男 アンブロークン』(2014)は反日の印象強く、結局観ず。
そのほか、彼女は日本が嫌いなんだなぁと思う言動も多いし、
ブラッド・ピットとは別れちゃうし、なんかもうええわと思っていました。
思っていたのですけれど、この役はやっぱり似合っている。可愛げのある魔女なんだわ。
 
邪悪な妖精マレフィセントの呪いにより、一旦は永遠の眠りに落ちたオーロラ姫。
しかし、マレフィセント自身がオーロラの呪いを解き、
目覚めたオーロラは妖精たちが暮らすムーア国の女王となる。
 
ムーア国を訪れたアルステッド国のフィリップ王子がオーロラを見初め、愛を育む。
ある日、ついにフィリップがオーロラにプロポーズ。オーロラは受け入れる。
 
これまで争いの絶えなかったアルステッド国とムーア国。
王子と姫の結婚は人間と妖精の間に平和をもたらすはず。
フィリップの両親であるジョン王とイングリス王妃から温かく迎えられ、
顔合わせの晩餐にはオーロラの育ての親であるマレフィセントも招待される。
 
ところがその席でイングリスはマレフィセントの神経を逆なでするような発言ばかり。
実はイングリスは人間と妖精の共存などあり得ないと考えており、
この機会を利用してマレフィセントと妖精たちを一掃するつもり。
イングリスはマレフィセントがジョンに呪いをかけたかのように仕組み、
それを見抜けなかったオーロラはマレフィセントのことを信じられず……。
 
アンジェリーナ・ジョリーよりも何よりも恐ろしい女イングリスを演じるのは、
昔はモテ女ばかりを演じる女優だったのに、今や性格悪い女ばかり。
それを嬉々として演じていて、見ているこちらも嬉しくなります。
マレフィセントが人間を怖がらせないように笑顔をつくる練習が微笑ましい。
彼女の手下のカラス役、サム・ライリーとのコンビもいい。
 
冒頭のシーンがわりと怖くて、小さい子どもなら泣くかもと思ったり。
無理やり作った続編の感はあるけれど、大人が楽しめるファンタジーでした。

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