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『映画 えんとつ町のプペル』

2021年01月20日 | 映画(あ行)
『映画 えんとつ町のプペル』
監督:廣田裕介
声の出演:窪田正孝,芦田愛菜,立川志の輔,小池栄子,藤森慎吾,野間口徹,
     伊藤沙莉,宮根誠司,大平祥生,飯尾和樹,山内圭哉,國村隼他
 
TOHOシネマズ伊丹にて4本ハシゴの2本目。
 
知らなかったんです、原作の大ヒット絵本を。
それを手がけたのがキングコングの西野亮廣だということも。
「キングコング西野」と聞かなければ、フルネームで言われてもわからない。
わかったときには、そんな才能のある人だったの!?と驚きました。
 
そこら中に煙突が立ち、そこから吐き出される煙で空を覆われた町。
人びとはここ以外に世界はないと思い込んでいる。
 
そんななか、ただひとり、煙の向こうには星があると信じる少年がいた。
彼の名はルビッチ。亡き父親は自作の紙芝居で星の存在を訴えていた。
周囲のみんなは父親のことを笑ったけれど、
それを信じるルビッチは誰からも相手にされず、友だちもいない。
 
ハロウィンの日、ゴミの山からゴミ人間が生まれる。
ゴミ人間は、仮装して町を練り歩く子どもたちに混じって遊んでいたのだが、
仮装ではないことがバレた瞬間、追い出されてしまう。
さらには異端者を抹殺しようとする異端審問官に追いかけられ、
逃げていたところでルビッチと出会う。
 
ルビッチはゴミ人間にプペルと名づけると、
母親を安心させるために自分と友だちになってほしいとプペルに頼む。
 
日々を一緒に過ごすようになったルビッチとプペル。
星の存在を信じていることをプペルに打ち明けたルビッチは、
ついに星を見つけに行く決意をするのだが……。
 
ルビッチの声に芦田愛菜。これはどんなふうになるか予想できたこと。
しかし窪田正孝がこんな声優ぶりを発揮するとはちょっとビックリ。
オリエンタルラジオの藤森慎吾もいい味を出しています。
 
本当は誰もが見たことのないものの存在を願いたい。
でも、それを信じると異端視されてこの世から消される。
アニメの中だけの話とは思えません。
政府に都合の悪いことを考えるものがいないように、
行動が制限され、向上心を持つことが悪とされる場所もある。
見えるものだけを信じるのではなくて、見えないものも見たい。
 
前半はちょっと退屈なところもあるけれど、

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