夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『MEG ザ・モンスター』

2018年09月20日 | 映画(ま行)
『MEG ザ・モンスター』(原題:The Meg)
監督:ジョン・タートルトーブ
出演:ジェイソン・ステイサム,リー・ビンビン,レイン・ウィルソン,ルビー・ローズ,
   マシ・オカ,ウィンストン・チャオ,ジャシカ・マクナミー他

年に一度の自治会の大掃除だった日。
大きな声では言えませんが、毎年「雨が降ったら中止なのになぁ」と思っています。
でも今年だけは違いました。なんてったって、台風21号が通過して初めての日曜日。
そこらじゅう木の枝や葉っぱだらけで、ワケのわからないものまで飛んできている。
台風翌日に友人からメールがきて、「うどんの麺が飛んでいた。
たぶん讃岐うどん。コシが強そうだったから」とあったのには笑いました。
残念ながらわが家近辺には讃岐うどんは飛んでこなかったけど、
とにかくえらいことになっている近所一帯を掃除できるよう、晴れますように、
晴れが無理ならせめて曇りでありますようにとどれほど祈ったか。

掃除開始時間は曇りだったから、とりあえず着手。
ところが15分と経たずにパラパラっときて、そのうち土砂降りに。
ずぶ濡れになって、早々と解散。
うーむ、残念。どうにも気になっていたところだけは片づけたからいいけれど。

シャワーを浴びてもまだ10時。
だからって映画は観に行けない。きっともう駐車場が混んでいる時間だから。
劇場に行くのはあきらめて、レンタルしていた映画のDVD2本を観る。
わが家の定刻の16時に晩ごはんを食べ、そや、今から劇場へ行けばええやんか。
ダンナに「映画1本観てくる」と言い残して、109シネマズ箕面へ。
18時過ぎから上映の本作を鑑賞。

スキンヘッド、いや、ハゲ俳優の中で私はたぶんいちばん好き、

原作はスティーヴ・オルテンのベストセラー。
しかし、1997年に『MEG』として刊行されたあと、『メガロドン』に改題して文庫化、
今回の映画化にさいして『MEG ザ・モンスター』と邦題に合わせて再刊行。
どんだけ儲ける気やねん、カドカワ。
そのときは他社の宣伝なんてと感激したけれど、やっぱりKADOKAWAが儲けるのね。(^^;

地球で最も深い海とされるマリアナ海溝
それを超える深海が発見され、沖合に浮かぶ海洋研究所の探査チームが、
最新の潜水艇に乗り込んで人類未到の地を目指す。

深海の海域を超えたところに広がる幻想的な生物世界に、探査チームはうっとり。
その映像を見た研究所員たちも世紀の発見だと喜んだそのとき、
潜水艇が巨大な何かに襲われ、身動きが取れなくなってしまう。

探査チームを救うために呼び出されたのは、深海レスキューダイバーのジョナス。
5年前、ジョナスは探査チームのメンバーだったが、
今回同様、何かに体当たりされ、1名を見捨てる形で深海から脱出した。
ジョナスが言う「何か」の存在を信じようとしない研究所員らから糾弾され、
いまはタイに渡って隠遁生活を送っていた。

当時のジョナスの話を今ごろになって信じざるを得なくなり、
深海のことを知り尽くしたジョナスに頼ることに。
最初は断固として拒否したジョナスだが、元妻も潜水艇にいると知って致し方なく。

ジョナスが向かったところ、またしても巨大な何かが出没。
それは200万年前に絶滅したと思われていた巨大ザメ“メガロドン”で……。

こんなの、架空のサメだと思っていたら、実在したのですね。
全長15~25メートルほど、体重は20トンもあるらしい。
凄い牙で、何でもむしゃむしゃバリバリ食べてしまうのですから、怖いったら。

怖いですけどね、ジェイソン・ステイサムだから、
絶対無事で還ってくるに決まっています。
同じくハゲのブルース・ウィリス『アルマゲドン』(1998)で還ってこなかったけど、
ジェイソン・ステイサムとドウェイン・ジョンソンはまだまだ還ってくるでしょう(笑)。

何も書くことがないぐらいフツーに面白い。
ただ、このごろ気になるのは、中国資本の作品がたぶん増えていて、
ハリウッド映画でもやたらと中国人俳優の出演率が高い。
ちょい役とかじゃなく、本作でもジェイソンのお相手のヒロインまでそう。
その女優リー・ビンビンは中国を代表する女優ですが、
このところもっぱらハリウッド映画大作に出演しています。
子役のソフィア・ツェイはめちゃめちゃ可愛くて上手かったから、
良い役者にどこの国の人かなんて関係ないとは思うけれど、
近年の主役級の扱いを見ると、中国に気を遣っている部分もあるのではないかと。

暗くも難しくもないので、ワーッと観に行ってワーッと楽しむ。それだけ(笑)。

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