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『劇場アニメ 君の膵臓をたべたい』

2018年09月22日 | 映画(か行)
『劇場アニメ 君の膵臓をたべたい』
監督:牛嶋新一郎
声の出演:高杉真宙,Lynn,藤井ゆきよ,内田雄馬,
     三木眞一郎,田中敦子,福島潤,和久井映見他

先週の3連休の中日、夕方ダンナと心斎橋で待ち合わせ。
ミナミへ車を運転して行くのは嫌やなぁとダンナが言うから、私が車を使うことに。
夕方までになんばで2本、心斎橋で1本観る予定を立て、
朝8時過ぎに家を出て、心斎橋のタイムズに車を駐めました。
まだまだ「大阪メトロ」と言うことに慣れない地下鉄、
心斎橋からなんばまで乗るべきか迷ったけれど、
駐車したタイムズから心斎橋まで歩くのとなんばまで歩くのとを比べたら、
さほど変わるわけではない。時間もあったのでなんばまでテクテク。

台風の影響で激減していた外国人観光客。
前週になんばへ行ったときは、そのせいで最近のミナミと違っていましたが、
この週はもうほとんど元通りのミナミ
よくもそんなデカいスーツケースをごろごろと引っ張って歩けるものです。(^^;
彼らの隙を縫いながら歩いてTOHOシネマズなんば別館に到着。

実写版『君の膵臓をたべたい』(2017)のアニメ版。
原作は実写版を観る前に読了しています。
たぶん、このアニメ版を観る人は、原作か実写版、
もしくはコミックのいずれかで『キミスイ』を体験している人だと思うので、
ネタバレにはならないと決めつけて。

アニメ版は桜良がすでに死んだ後、「君」が彼女に送ったメールの一文から始まります。
それが「君の膵臓をたべたい」なわけですけれど。
隣席の高校生男子二人連れは、「え、ここからなん?」と驚いていました。
私も「へ~」と意外に思いましたが、基本的には原作に忠実で、
実写版のように桜良の親友・恭子の結婚式や、教師になった「君」のシーンも無し。

絵も嫌いじゃないし、胸を打たれるシーンもありました。
しかしアマノジャクだから、些細なことが気にかかる(笑)。
たとえば、実にしょうもないことなのですが、
カフェのメニューの「アボガド」は「アボカド」のほうがいいよなぁとか。
同級生やったら名前ぐらい知らんかなぁとか。下の名前までは知らないか。
君はこんなにも読書家なのに、「まだ未読」などという重複を平気で使うのかとか。
「お門違いでしょうが、泣いてもいいですか」というのもなんとなく気持ち悪い。
間違ってはいない気もするものの、
「こんなこと聞くのはお門違いかもしれませんが」だったら違和感なかったかも。
いや、高校生男子が同級生の母親に向かって「お門違いでしょうが」というのはやはり違和感あります。

いやはや、面倒くさいですよね、私。すみません。(^^;
『SUNNY 強い気持ち・強い愛』を観たときに続き、
「まだ未読」なんて台詞を言わされて「重複です」とは指摘できないものですか。
正しい言葉だけが大事だと言いたいのではありません。崩したってかまわない。
でも、重複は崩す以前の問題で、こんなの洒落にも何もならないもの。
映像を大切にする度合いに対して、台詞の言葉遣いを大切にする度合いが低い。
そんなことを感じる今日この頃です。

ちなみにこの日のTOHOシネマズなんば別館では、入場開始時に
「ただいまから『君の膵臓をたべたい』をご入場します」と繰り返しアナウンスしていました。
「ご入場します」って、誰が? その「ご」は誰に向けて付けられているの?
ズッコケそうになったっちゅうの。

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