🎵 『 則成院（そくせいいん）５０回忌 昔を今になす正夫かな 』 と風鈴に

６月１７日（木）　　雨

毎月１回、手指と脳細胞のストレッチを兼ねて、津市の正夫義兄さまの楽々窯に集う微熟女+老婆一人♪
降りしきる梅雨の雨もものかわ、「風鈴を一つずつ差し上げます」と言っていただき、「うれしい～！」、「ではでは、金つなぎじゃんけんで欲しい品をＧｅｔ♪」

「最初はグー！」
いつものことだけれど、さくらは最後まで負け続け、「涼」と書かれた風鈴をいただいた。
「５０」と書かれた品を選んだ紀久ちゃんが、「５０って、何を意味しています？」、「あ、今年は亡くなった妻の５０回忌なんですよ」

って、先生。　これはさくらのために作ってくださったのよね。
紀久ちゃんに取り換えっこしてもらい、色紙の裏に「則成院５０回忌　昔を今になす正夫かな」と書いていただいた。

逝かれた則子姉さまとは３歳違いのせいもあり、同じ娘時代、同じ青春を一緒に生きてもらった。
余命半年から、もう２７年もの間生き続けている自分を顧み、訳もなく「ごめんね！」と天に向かって呟く・

人は、生きた時間ではかられるのではなく、逝かれた皆さまは次の世で本当に幸せに、のびのびいきいき生きておられるのだけれど。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

大学の同級生だった則子姉さまと結婚し、３２歳であっけなく見送らたのち、人生の半分以上の歳月を独り身で過ごし、４人の子どもたちを育てあげられた正夫義兄さまの日々を思うにつけ、なおまた、今日までの寂しさと切なさに思いを致し、ふいに、目の前の大きな背中を抱いてさすってあげたい衝動にかられた。

にもかかわらず、口をついて出たのは、「先生～、湯呑みの手直しお願いしますぅ」
ほんと、デリカシーのない老婆だこと！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

先月に釉薬を掛けた白い湯飲みは、今年フレッシャーズの道に踏み出した二孫と友人のＮちゃんの前途を祝って、差し上げようと決めた。

自分の葬儀の粗供養に、桜花の箸置きを作り続けているけれど、なかなかハカがいかず、今日は花びらの一枚一枚に紙やすりをかける。
この分では、まだまだ、死ねないみたい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

今日の楽々ランチは、天ぷら♪
義妹の恭子ちゃんが、業務用のバナエイ海老を提供（殻付き、背ワタ抜きの優れもの！）、ひろこちゃんは、なす、玉ねぎ、ゴボウとニンジンのささがきを用意してくださり、先生がよもぎとしびマグロ、紋甲イカのおつくりを。

さくらはキャノーラ油、ジュリーの天ぷら粉で話題の昭和製粉の黄金♪、庭の薬草（よもぎ、ユキノシタ、菊の葉、どくだみ）、味付けイカ、卵などを持参。

皆が少しずつ持ち寄って、手助けし合って、とても楽しい楽々タイム。
わたし、幸せのハードルがほんとうに低いものだから、今日もまた、とてもとても幸せに過ぎました。

皆さま。どうも、ありがとうございますぅ。