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『第29回生命の駅伝』、名張市から伊賀市へのランナーさん方の出迎えと見送りの出来なかった申し訳なさを心の傷にして、大阪・阪急グランドビルのレストランで高校時代の学友7人に合流した。
このツアーは、学友にして陶友のひろこちゃんが、昨年、手びねりの合間に「芦屋・奥池の紅葉が見たいわ。藤本義一さんの書斎もお訪ねしたいし、、、」と言われたのがきっかけで、みなとや呉服店の教ちゃんが「それなら、エクシブの芦屋ベイコートにお泊まりしない? オーナーなの」「賛成~!」「なら、芦屋の美術館や記念館を訪ねましょう」「坂の街の移動はタクシーやから、4人の倍数で友達を募りましょう」
話はあっという間に纏まって、文化都市・芦屋の豊かな美術館・記念館を巡る8人旅となった。
まずは、新装成った谷崎潤一郎記念館へ、タクシー2台で。
明治19(1886)年東京生まれの谷崎潤一郎は、大正12(1923)年の関東大震災を逃れ、阪神間へ移住。 移住後は、 関西の豊かな風土に根づく日本の伝統的な文化と、特有の美意識への傾注から得た経験を作品の基調にし、やがて『細雪』に結実させる。
洒脱な趣味人でもあった文豪と、財閥・根津家の令嬢であった松子との【和モダン】の暮らしをモデルにした小説の、優雅でもあり華美でもあった背景のうかがえる、瀟洒な美術館であった。
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芦屋ベイコート倶楽部は、大きな船を思わせる白亜の会員制ホテルだ。
豪華でぜいたくな空間と、スタッフさんのとびっきりの接遇は特筆ものだ。
もっとも、思い出話がメインの、夜が楽しみな8人は、あまりホテルの豪華さや贅沢感に興味がない。
と言うより、皆、いろんな同様のホテルや旅館に泊まった経験から、むしろ、「スパに行くのに、エレベーター乗り換えなければならないの、不便ね」「表示がほとんど無いから、用達しにも迷ってしまって、、、」
不便さをあげつらうと、訳知りの世古氏に「会員制だからね、大袈裟な表記は要らないんだよ」と教えられた。
彼は、財閥系のM銀行の役員を経て原田積善会の常務理事を務めただけあって、世情に詳しく数字に強い。
8人の会計も、いつの間にか正確に示してくださり、数字に弱いさくら♪は刮目するばかり。
部屋に落ち着いてすぐに、さくらはひとり屋上の露天ジャグジーで温浴療法。青空と流れる白い雲に、しあわせ感MAXを味わう。
このホテルの豪奢なたたづまいなどの概要は、 https://baycourtclub.jp/ashiya/ で検索を。
ほかに、楽しいブログ(YouTube=ふくちゃんねる)を見つけたので、張り付けておきますね。
https://www.youtube.com/watch?v=5u_BytOy5VE(429)
(429) 動画最後の走って車追いかけてくる女子高生?何?? - YouTube ![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ba/eabd36c4886776673f7581dc6bc4c1c4.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/ba/eabd36c4886776673f7581dc6bc4c1c4.jpg)
夕食は、和食・時宜(じぎ)で。
趣向を凝らした品々に皆から質問相次ぎ、その都度答えを持ってきてくれる女性スタッフさんの健気さが素敵♪
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/2e/73a5ff65b0f201fafc587f26154d01f0.jpg)
8人揃ってタオル地の部屋着をまとい、「なんか不思議な雰囲気ね」「こうやって、皆で一緒にあの世に逝くのも良いね」「一緒に逝きたいね」
越し方の高校生活、学友のこと、政治のことなんかももちろん話題に出たけれど、やはり一番楽しかったのは、【死生観】にまつわる話題♪
※ほんとうに、楽しく話が盛り上がったのです。
あなたも私も、老いも若きも、誰も皆、一度は死ぬのよ。
豪華な非日常空間の中、そんな話を楽しんで出来る健やかさ。
有難いです。
ありがとうございます。
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