🎵 首の骨の異状。 将来的にはＯＰＬＬの可能性も。 あ、 あなたの寿命の間にはあり得ませんが・・・

５月１２日（火）　　晴

日中は初夏の陽気だけれど、名張の朝夕は（さくらには）肌寒い。
Ｔシャツで過ごしたりブルゾンを羽織ったり。

２０１４年８月に受けた白内障手術後の、３か月検診で名張市立病院の眼科を受診。　今日の左目視力は１,２で右目が０,５。「右目は５段階評価で言うと３になります。　もう、手術をしても良いですが今はコロナで・・・」、「はい。　不要不急の手術だと思いますので、もうしばらく様子を」

２か月余りに及ぶ腰の激痛が主訴であったので放っておいたけれど、じつは、首の可動域が９０度角程度で、それ以上開こうとしても、棒のような堅いものが痛みと共に邪魔をして、開かない。

このことと関わりがあるのかどうか、１０日ほど前に、キッチンの床に置いたものを持ち上げようと頭を下げたら、脳の膨満感と痛みが一気に起こり、同時に血管が破裂するような危うい痛みも感じた。

今日、整形外科の園田部長の診立てで、「クラウンデンスシンドロームでしょう」とＣＴのフィルムを見せてくださった。
背柱管の先端を囲むように、とりわけ右側が骨化（石灰化）しているそうだ。
診断は，CTにおいて，軸椎（くびの2番めの骨）の歯突起の周囲に，石灰沈着を証明できれば，ほぼ確定します．と。

頸椎の第四、五番目も、（多分老化により）ささくれて神経を刺激し、そのせいで痛みを覚えているらしい。

「無理に動かそうとしてはいけませんよ」、さくらの性格をご存じの園田部長は、のぞき込むような眼をしておっしゃった。「無理に動かしていました」、「あー、かえって悪くなります。　将来的には、ＯＰＬＬ・・・」、「えっ、あの、後縦靱帯骨化症ですか？」、「そう。　でもまぁ、あなたの寿命のある間にはあり得ませんが、ね！」

先生の言葉が終わらないうちに、名張市のがん・難病相談を受けているなかで出会ったＳ氏の顔が浮かんだ。
明るく強く、前向きな方であった。
「指定難病６９。　僕の場合、首に強いショックを受けたら、ポキンと折れるんですよ。　即、死ですわ」

歯科技工のエキスパートで、「僕にしかできない技術を活かして仕事がしたいのに！」と切望しておられた。

Ｓさん、お元気でいてくださるかしら？
お元気でご活躍しておられることを祈っていますね！
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
調べてみたら、この症候群。　一般には頚椎偽痛風（Crowned dens syndrome, Periodontoid pseudotumor）と言い 、比較的高齢者に多く、ある日突然首が痛みのため回らなくなる疾患であるという。

偽痛風というのは，ピロリン酸カルシウムの沈着が引き起こす関節炎で，首以外にも，膝や足部に起こることが多いとされているそうだ．ピロリン酸が組織に沈着すると，急性発症の強い炎症が起こるため，激しい痛み，首の可動域制限（特に回旋），発熱などの症状が出現するともいう。

さくらの場合は、正しく、それなのだ。．
してみると、７０日に及んだ激しい腰痛もこれが遠因であったか。

血液検査を行うと，白血球，ＳＲＰの増加を認めるのが一般的、炎症反応を伴った強い痛みが出現するため，感染性脊椎炎（細菌感染）が鑑別になるそうだ。　治療方法は，消炎鎮痛剤の内服，ステロイドの内服（細菌感染が否定できた場合のみ），安静・・・、が一般的で，通常２週間程度で症状は軽快することが多いとされているが、時に再発することも報告されている。一般的に予後は良い疾患、と考えられているのが救いといえよう。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

頭を下げた時に起こる強い頭痛は、一過性の高血圧症状の成果と類推された。
「今後の血圧管理については、内科の先生に相談してください」
お若いＤｒは、ＣＴの画像を見ながらわかりやすく説明してくださった。

以前この病院で、頭蓋骨の厚さが一般の方より厚いと言っていただき、「どうりで、交通事故で頭を打っても無事に済んでいるのね」と納得したことがる。

「今のところ、脳は綺麗ですよ。　この白いものは、石灰化です。以前から２個あって大きさも変わっていません」、「あの、認知症は進んでおりませんか？」、「えっ？　ありませんよ。　お歳相応、いや、それよりもっとお若いです」

期待した通りの見立てをいただき、有難く帰宅した。
「こののち、もっともっと、どなたかのお役に立って死んでいこう」と、思いを新たにしながら。

ついでながら、この日病院の廊下にある血圧計で２度測ってみた。
最初が１５５、二度目は１３９であった。（この程度の誤差はよくあるそうだ）

いずれも、高血圧とのことであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

この病院では、患者の首から診察券を入れたストラップを下げることになっている。

さくらは、ＣＯＶ１９騒ぎの前から自前のストラップを用意していくのであるが、今日気が付いたら自前のストラップには「ＣＯＶＩＤＩＥN」と表記がある。

ＣＯＶが気になって調べてみたら、１９４６年にアメリカで創業したメドトロニック社が本体で、１９９１年にコヴィディエンジャパン設立に至っている。

ＣＯＶ１９は、新型コロナの英文名の頭文字だが、この会社名の由来は、さて？
医療機器の製造、輸入および販売の会社だそうだけれど。（変なことに興味を惹かれ、わかったのはこれだけ！）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

市立病院で３科を回り、帰宅してからもさくら農園の花苗を掘り上げに行ったり、その帰りに大回りの散歩をしたりして、今日の歩数は９２７４歩♪

おかげさまで、夕ご飯前の血糖値は１０６で、範囲内の数値だ。
明日も頑張って、歩こう、歩こう。

歩こう、歌おう、歩こう、歌おう！