🎵 令和2年１月１０日午後９時半を期して、 【 金つなぎ鎮魂安寧の電飾 】 の灯が消えた

１月１０日(金)　　曇

昨年の１１月２８日、大盛況の「第１０回名張で学ぶがん医療」のシンポジウムを終え、その足で金つなぎの病友がたや応援団の戸梶直隆元ＮＴＴ西日本大阪病院事務長、山中美代子元ＮＴＴ西日本営業部長ほかの皆さまが２０数人、我が家に来てくださり、残りのオーナメントや電飾を取り付けて「今年は、これで良しとしましょう」と満足したのだった。

が、その後名張市の市政記者クラブ幹事社さんから、「点灯式はいつですか？」とお問い合わせをいただき、やはり中途半端の電飾を逝友・生友がたは望んでおられないのだ、と観念した。

で。
１２月５日の夜遅くまで、毎日脚立の上から石塀の笠石に上がったり、とりわけ５日の午後、用足しに来てくださった陶友の不二子ちゃんに「このあと、１時間くらい手伝ってくださらない？」とお願いして、たっぷり２時間あまり手伝っていただいたりもした。

おかげで、６日の点灯式にはご近所の皆さま、子どもさんたちも集まってカウントダウンをしてくださり、新聞各社さま、ａｄｓ－ＴＶさまのご取材もいただき、逝友・生友がたに、「このおもい、届けよ」と瞑目したのだった、

ご近所の皆さまには渡邊さんが粗供養のお品を手渡ししてくださって、「全部で２６人来てくれはったよ」と喜んでおられた。
今年の粗供養は、高校時代の学友、中川さんと古川さんが小さなお饅頭や羊羹などの吹き寄せを贈ってくださった。
ほんとうに、ありがとうございました。

中川さんからは、「主人(故中川紀生りんくうエネルギーセンター取締役)の供養に」と、親子のトナカイを贈っていただき、２６年目を迎える電飾の歴史の中で初めて、寄贈を受けることになり、とても有難く感懐も新たであった。

老いの一徹、年寄りの冷や水、後家の頑張り。

ひとりで取り組むことに意義を見出してきた祈りの電飾も、３年前からは、平井喜美子理事に「私たちにも手伝わせてください」と言っていただき、金つなぎの病友がたにも手伝っていただくようになり、今年は大きな講演会の準備で飾り付けが出来ず、見かねた息子が手伝ってくれてオーナメントが取り付けられた。

みんなで取り組む祈りの電飾♪
そう、そうなのですね。

皆さまのおかげで、３６日間、毎夜午後６時から９時半まで輝き続けた祈りの電飾が、今夜静かに今年の役目を終えた。
来年、果たして同じように点灯出来るでしょうか？

出来ますとも！
皆さまが助けてくださるから、必ず、命あるかぎり、点灯できますね！


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

午後８時、電飾に祈りながら入浴した。

浴室の電気を消し、出窓を開け放って、逝かれた方々のエピソードを思い返し、今夜もがんや難病を病み、心を病み、悩み苦しんでおられる病友がたのことを思い、思い祈るしかない自らの無力を嘆く。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

午後は、カラオケ教室。
半年ぶりのお茶当番なので、心を籠めてお茶を用意する。

コーラスで教わった発声法を思い出し、【腹筋をいれて！】
ペドロ＆カプリシャスの「五番街のマリーへ」を歌う。

思い出す。
バブル華やかなりしころ、大阪・北新地のクラブで歌い興じた夜・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

元日から客間に飾っていた桜花爛漫のタペストリーも、今日で透明のビニールを掛けて部屋の隅に移した。

病友・西尾利昭氏の夫人が、夫君の快癒を願い併せて金つなぎの会創設２０周年を祝って、１㍍３㌢×６８㌢のタペストリ―を仕立てて贈ってくださった。

その年の各地の観桜会に持参して、大阪、名古屋、東京の会場で飾って病友がたに喜んでいただいたのだった。
以来、毎年お正月の１０日間は我が家の客間でナマのタペストリーが見ていただける。

西尾ちゑ子さま、ありがとうございます。
１年がかりのご労作を、大切にしています。

『季刊・金つなぎ』４０号の１面に大きくご紹介したこのタペストリー♪
下記のＵＲＬで、どうぞご覧になってくださいませ。
http://www.e-net.or.jp/user/yokunaru/shinbun/img/40.jpg