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さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪「長崎堂の風情のいいマダム」と田辺聖子さんが…

2014年03月07日 23時52分26秒 | さくら的非日常の日々
3月7日(金) 粉雪が舞う

昨日は、桃谷からタクシーで心斎橋に急いだ。
「カステラの長崎堂さん、…ご存じ?」、「あぁ、周防町ですね?」、「そう。 おしゃれでレトロモダンな、あの長崎堂さんよ」

運転手さんと、病気の話などしながら心斎橋に来て、「あらら、通り過ぎたみたい?」

旧の長崎堂本店の店前の支え柱であった2本のエンタシスが無くなり、粋を凝らしたショーウィンドウも消え、あの、磨き抜かれた木製の重厚な階段も、スミスさんのオルゴールが座していたお洒落な部屋も、もはや跡形もない。

当代の荒木貴史社長、志華乃ご夫妻は、ともに大阪芸術大学出身の芸術家にして経営者である。
貴史社長が就任されてから、新ブランドの展開や東京出店など積極展開で業態・業容を随分と大きくされた。

以て瞑すべし。
老舗の新装開店はこういうものなのだろう、と納得した。


       

新装成った長崎堂は、店前に白い分厚い壁のようなモチーフがあって、見上げるとシックなレリーフは、たしかに荒木志華乃ワールドの入口だ。

「でも、この白壁はインパクトに欠けるみたい… なんか、もったいないわ」
有名な建築デザイナーの設計図に従って作られたでしょうに、「たとえば、シックな長崎堂のエンブレムがうまくレイアウトされていても良いのにね」などと心でつぶやくさくらでした。

          

本店の店舗改装をされてから、まだ一度も伺っていなかった長崎堂の新店。

長崎堂のカステラやボンボンはデパートで買えるのだけれど、美江子ママにはこのお店に来ないとお目にかかれない。

古き良き昭和の文化を色濃く漂わせて、おキャンで美しく、知性に溢れたこのマダム乃風姿を愛して、関西の文化人がたの顧客がたくさん店頭を訪ねられた。

荒木美江子さん。
大好きな、

         


不意にアポリネェルの詩が脳裏をよぎる。

日も暮れよ 鐘も鳴れ
月日は流れ 私は残る

『長崎堂は、私の舞台』
       

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