
9月29日(木) 晴
パソコンで作業中に、みるくがダダダ、ダっとで出窓の網戸に張り付いた。 また、野良猫の黒ちゃんが来ているらしい。
いつも思いっきり伸びあがって威嚇しては、彼に悠々と鼻先を通って行かれる。 みるくは負けん気の強い猫だから、悔しさもひとしおかと思い、必ず「みるくちゃん、この次までに鞭と長靴を買ってあげるね!」などと声をかける。
あはは、『長靴をはいた猫』の顰に倣っているのだが。
閑話休題。
今日は終日パジャマのままで、上にブルゾン羽織ってパソコンの前で過ごす。
「ぷちショップNEWS」の校了まで、メールでの手直しやり取りが続いているのだ。
私にとっては楽しい作業なのだけれど、ほんの小さな手直しもなおざりに出来ない因果な性格…
それなのに、『季刊・金つなぎ』32号の4面では、Hさんと別人の病状とが入れ換わっているのをチェック出来ず、痛恨のミステークを犯してしまった。
大阪新聞に『平成めおと善哉』(経営者夫妻の素顔)を連載しているときには、畏れ多くも自らデスクをしてくださった日高一行編集局長(当時)が、「日曜日に上がって来て(来社して)、受けマルひとつ取って帰りますか!」と、呆れておられた。
本業を持ちながら、僚紙・大阪新聞に連載が出来る喜びで、「一字たりともゆるがせにできないわ!」と、 気負っていた。 叶わぬ鯉の滝登り、ゴマメの歯ぎしり。 そう、それそれ。
名デスクのおかげで、読者から多くのレスポンスを頂戴し、取材先の皆々さまにも喜んでいただけた。 連載中に乳がんを発症し、大阪大学医学部付属病院のベッドの上で原稿を書き、友人の小川忠雄氏(当時産経新聞社参事)が、申し訳なくも有難いメッセンジャー役を買って出てくださった。
ナースセンターのFAXをお借りして、ゲラのやり取りをしたのも懐かしい思い出だ。 よくぞ、そんなことを許していただけたと思う。 すべては、読者が付いていてくださったおかげ。 まことに、難有り有難し、である。
話が逸れた。 午後6時23分に自分の持ち分の1、2面が校了となり、その連絡を済ませて、ほっとする間もなく庭の草木に水やりを。
皆々さま。9月末のこの時間は、もう、真っ暗なんですよ~! 懐中電灯を片手に、草花と語る。 ヘンな私♪
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病友のあずきさんにいただいた姫岩垂草が、びっしり生えそろって萬緑叢のおもむきを
とくに記述がないから、かえって気になる。
最後の花も
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