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さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪ 次男のお誕生日に、 ご町内のS家から獲れっ獲れのアジのおつくりを頂戴し、 

2020年05月31日 21時40分13秒 | さくら的非日常の日々
5月31日(月) 雨のち曇

今日は、次男の誕生日である。

午後、お祝スタンプてんこ盛りのメールを入れ、電話をした。

次男は毎年、自分の誕生日に「生んでくれてありがとうございます」と肩肘張った挨拶をする。
私は、と言えば二人の息子の誕生日には、必ず「子育ての途中で放り出して、ごめんね」と詫びを入れる。
長男が大学、次男が高校に入学すると同時に、フルタイムの新聞記者を【天職】と心得、家庭を顧みない母になったのだ。

専業主婦に育てられ、新たな生活に踏み出したとたんに放り出された息子たち、とりわけ次男の戸惑いは大きかったであろうと思う。
「野球部のユニフォームは、こうして洗うのよ」と家事を手放した母は、たまたま学生寮から帰宅した長男に、「僕の時は、すべてやってくれたのにちょっと酷や」となじられたりもした。

家庭をなおざりにし、でも、仕事は有難い上司に育てられ、取材先のたくさんの方々にご厚誼をいただいたおかげで、悔いのない社会人生活を終え、書籍を3冊だけれど上梓し、身の程知らずにもホテル・ニューオータニ大阪の光琳の間で700人もの出版パーティーを開いていただいたりもした。

その陰で、夫も息子たちも一抹の寂しさを覚えていたことだろうに、思い及ばなかったことを申し訳なく思い、今ならもっともっと尽くせる、と思えるのに夫ははや黄泉の人となり、息子たちにはありがたくも堅実な家庭がある。

もはや、私は息子たちの家族に取り立てて必要とされない婆と化した。
二人の息子の誕生日は、母が自責の念を覚える日なのである。

今年もそのように挨拶をした次男は、「自分は、周りの人に育ててもらって、良い人ばかりに囲まれて、ほんま幸せや」と自分の言葉で語った。
私が、「申し訳なく思っているよ」と返すのも、毎年のことである。

お互いに、本音の誕生日♪
                                   ◆
夕方、S家の婿どのが釣りに行かれて豊漁だったそうで、我が家もお福分けにあづかった。
長男宅に届けるほどではないので家族に内緒で【おいしいもの・独り占め】♪

って、天罰がくだるかも、ね。

Sさん、貴重なおつくりをありがとうございますぅ。





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1 コメント

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一皿の見事さ (静子)
2020-06-03 20:49:33
こんばんは。アジのお刺身、隠し包丁で削ぎ身ですね?お野菜がすごいです。
ご自分で作られたのですか?
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