
5月31日(月) 雨のち曇
今日は、次男の誕生日である。
午後、お祝スタンプてんこ盛りのメールを入れ、電話をした。
次男は毎年、自分の誕生日に「生んでくれてありがとうございます」と肩肘張った挨拶をする。
私は、と言えば二人の息子の誕生日には、必ず「子育ての途中で放り出して、ごめんね」と詫びを入れる。
長男が大学、次男が高校に入学すると同時に、フルタイムの新聞記者を【天職】と心得、家庭を顧みない母になったのだ。
専業主婦に育てられ、新たな生活に踏み出したとたんに放り出された息子たち、とりわけ次男の戸惑いは大きかったであろうと思う。
「野球部のユニフォームは、こうして洗うのよ」と家事を手放した母は、たまたま学生寮から帰宅した長男に、「僕の時は、すべてやってくれたのにちょっと酷や」となじられたりもした。
家庭をなおざりにし、でも、仕事は有難い上司に育てられ、取材先のたくさんの方々にご厚誼をいただいたおかげで、悔いのない社会人生活を終え、書籍を3冊だけれど上梓し、身の程知らずにもホテル・ニューオータニ大阪の光琳の間で700人もの出版パーティーを開いていただいたりもした。
その陰で、夫も息子たちも一抹の寂しさを覚えていたことだろうに、思い及ばなかったことを申し訳なく思い、今ならもっともっと尽くせる、と思えるのに夫ははや黄泉の人となり、息子たちにはありがたくも堅実な家庭がある。
もはや、私は息子たちの家族に取り立てて必要とされない婆と化した。
二人の息子の誕生日は、母が自責の念を覚える日なのである。
今年もそのように挨拶をした次男は、「自分は、周りの人に育ててもらって、良い人ばかりに囲まれて、ほんま幸せや」と自分の言葉で語った。
私が、「申し訳なく思っているよ」と返すのも、毎年のことである。
お互いに、本音の誕生日♪
◆
夕方、S家の婿どのが釣りに行かれて豊漁だったそうで、我が家もお福分けにあづかった。
長男宅に届けるほどではないので家族に内緒で【おいしいもの・独り占め】♪
って、天罰がくだるかも、ね。
Sさん、貴重なおつくりをありがとうございますぅ。
今日は、次男の誕生日である。
午後、お祝スタンプてんこ盛りのメールを入れ、電話をした。
次男は毎年、自分の誕生日に「生んでくれてありがとうございます」と肩肘張った挨拶をする。
私は、と言えば二人の息子の誕生日には、必ず「子育ての途中で放り出して、ごめんね」と詫びを入れる。
長男が大学、次男が高校に入学すると同時に、フルタイムの新聞記者を【天職】と心得、家庭を顧みない母になったのだ。
専業主婦に育てられ、新たな生活に踏み出したとたんに放り出された息子たち、とりわけ次男の戸惑いは大きかったであろうと思う。
「野球部のユニフォームは、こうして洗うのよ」と家事を手放した母は、たまたま学生寮から帰宅した長男に、「僕の時は、すべてやってくれたのにちょっと酷や」となじられたりもした。
家庭をなおざりにし、でも、仕事は有難い上司に育てられ、取材先のたくさんの方々にご厚誼をいただいたおかげで、悔いのない社会人生活を終え、書籍を3冊だけれど上梓し、身の程知らずにもホテル・ニューオータニ大阪の光琳の間で700人もの出版パーティーを開いていただいたりもした。
その陰で、夫も息子たちも一抹の寂しさを覚えていたことだろうに、思い及ばなかったことを申し訳なく思い、今ならもっともっと尽くせる、と思えるのに夫ははや黄泉の人となり、息子たちにはありがたくも堅実な家庭がある。
もはや、私は息子たちの家族に取り立てて必要とされない婆と化した。
二人の息子の誕生日は、母が自責の念を覚える日なのである。
今年もそのように挨拶をした次男は、「自分は、周りの人に育ててもらって、良い人ばかりに囲まれて、ほんま幸せや」と自分の言葉で語った。
私が、「申し訳なく思っているよ」と返すのも、毎年のことである。
お互いに、本音の誕生日♪
◆
夕方、S家の婿どのが釣りに行かれて豊漁だったそうで、我が家もお福分けにあづかった。
長男宅に届けるほどではないので家族に内緒で【おいしいもの・独り占め】♪
って、天罰がくだるかも、ね。
Sさん、貴重なおつくりをありがとうございますぅ。
ご自分で作られたのですか?