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さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪猫のように、生きて死ぬ!、と決めた…

2005年06月19日 00時02分03秒 | さくら的非日常の日々
平成15年夏のことだ。 25年ほど飼っていた我が家のペルシャ猫・アンちゃん(本名=アンドロメダ、推定120歳。♀)のがんが、全身に転移している…と診断された。

それより8年前、平成7年のお盆に下血があり、おりから帰省中の次男夫婦が、近所の獣医さんから「卵巣がんです。明後日の月曜まで命があったらまた来てください」との宣告を受け、次男たち、驚いたのなんの…
旅先から急遽呼び戻された私は、その日からアンに“金つなぎ非日常療法”を施し続けた。当時の私は“余命半年”を覚悟した多重がんの患者である。自らの末期をこの猫に見ていた…というのが、偽らざるところであった。

1日に何度も「あんちゃん。きっと良くなる、必ず良くなるからねっ!」「お母さん(私のこと)が付いてるからね!」と言いながら、背中やおなかを撫でた。アガリクスやビタミンCを餌に混ぜて食べさせたりもした。
ところが、2日の命…と診立てられたアンは、その夏、冬が越せるかどうか…との周囲の心配をよそに、すこぶる元気にその後8年を元気に生き延びてきた。見事な生命力に畏敬の念すら覚えるほどであった。

それなのに…、がんの転移を告げられたわずか5日ほどの間に、顔の相が変わり、頬っぺたに無残な腫瘍がせり出してきた。腫瘍は日に日に崩れ血が染み出してもきた。おまけに、腹水も溜まり腹部ははちきれんばかり…。
けれども、アンは意に介するふうもない。相変わらずしっかりと食べ、よく動く。獣医さんは「抗がん治療(ステロイド剤投与)でQOLの向上を…」と言ってくださったが、断った。動きこそ緩慢になってはきたが、寄る年波のアンは相変わらず元気だったのだ。私が受けた抗がん治療の副作用を思い返すと、この状態のアンに抗がん剤を投与するのは、かえって死期を早めるのでは?と懸念されたことも、理由のひとつであった。

さっそく食事に混ぜて、当時私が服用していた健康食品のアガリクス、ヤマブシタケ、天然のビタミンC、ニンニク球、DHC製剤などを、少量ずつ手当たり次第に毎日与えた。
「きっと良くなる、必ず良くなる!」の声かけも、体を撫でてやることも、欠かさず続けた。
そのまま半月ほど経過したころ、なんと、出血がおさまり腫瘍が小さくなり始めた。驚いたのはそればかりではない。腹水までもが退き始めたのだ。そして、結局アンはその年の冬に亡くなったのだが、老女ゆえの頑固さもわがままも、若干の気短さも、決して曲げることなく、最後まで自分らしく元気に生き抜いた。
早いもので、今秋にはアンの3回忌を迎える。

…このコラムをお読みくださった皆々さま。 突然ですが、猫も人間も、同じ動物…と、考えるのは論理の飛躍、とお思いでしょうか?
猫に効果を発揮する食品は、人間にも効果をもたらす…、少なくとも、私には効く!と信じた私を、お笑いになるでしょうか?

私は、この猫・アンに元気と勇気を貰い、彼女のように生きて死のう!と、あの日からずっと、思いを新たにしています。

きっと良くなる、必ず良くなる!  良くならないはずがない!!!   
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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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肝細胞癌ですが (K生)
2020-06-05 21:54:31
凄い話!
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