「社会保障のため」消費税増税の論拠ぼろぼろ
厚生労働省は5年に1度行う公的年金の「財政検証」に今月から着手しました。支給開始年齢の引き上げなど制度改悪の試算を5月にも示し、国民に“究極の選択”を迫る構えです。4月からの消費税増税を前に「社会保障のため」という論拠はぼろぼろです。
試算でまず示すのが保険料の納付期間の延長です。
■納付 . . . 本文を読む
全日本年金者組合が10万人規模を目標にとりくんでいる行政不服審査請求の請求人が、22日夕までに8万4000人にのぼったことがわかりました。同組合は、昨年10月からの年金削減は許せないと今月末、全国いっせいに行政不服審査請求をおこないます。
不服審査請求は、一人ひとりへの働きかけが必要な時間のかかるとりくみです。しかし、「訴えればわかってくれる」「今までとは質が違うとてもやりがいの . . . 本文を読む
政府の年金記録問題特別委員会(磯村元史函館大学客員教授)は17日、誰のものか分からない5000万件にものぼる年金記録のうち、いまだに2212万件が不明であるにもかかわらず、「これ以上は本人の申し出と記憶などをもとに調査していく方法しかない」として政府の責任による解明を事実上打ち切る報告書をまとめました。
年金記録問題は2007年に大きな問題となり、安倍首相は第一次内閣当時、「最後の1人まで調 . . . 本文を読む
全日本年金者組合は14日、東京都内で記者会見し、年金切り下げに抗議する行政不服審査請求の請求人が6万人を超えた、と発表しました。集めた請求書は、31日に全国約70カ所の年金事務所または地方厚生局に提出します。当日は集会やデモ行進も計画し、削減の不当性を広くアピールしたいとしています。
(写真)到達数を掲げながら「断固として10万人の審査請求を成功させたい」と決意をのべる冨田 . . . 本文を読む
安倍政権がねらう介護保険「改革」で、「介護職の社会的地位がさらに低下する」との批判や危ぐが広がっています。「要支援」と認定された人へのサービスをボランティアなどに委ねようとしているためです。
(写真)介護保険制度の改悪中止を訴える、介護にはたらく仲間の全国交流集会参加者=2013年11月4日、東京都
「『介護は専門職でなくてもできる仕事だ』という誤ったメ . . . 本文を読む
75歳以上が加入する後期高齢者医療制度の保険料を抑制するために全国の都道府県が「財政安定化基金」を活用しようとしていることに対して、厚労省が「先の短い高齢者に金を使うな」などといって圧力をかけていることが18日までに明らかになりました。 . . . 本文を読む
日本共産党の小池晃議員は2日の参院厚生労働委員会で、「社会保障制度改革プログラム法案」に盛り込まれた国民への負担増・給付減は少なくとも3兆円を超えるものであり、消費税増税で社会保障の充実に回ると政府が宣伝する2・8兆円を上回ると告発しました。(表)
小池氏は、70~74歳の患者負担(現在原則1割)を2割に上げれば、「高齢者の生活と健康に深刻な打撃を与える」と追及。厚労省側は患者負担が約190 . . . 本文を読む
死の恐怖すら感じた
「障害者が65歳になると障害福祉施策から介護保険サービスに切り替えられ、不便になる。この介護保険優先原則は憲法違反だ」―。岡山市の男性(65)は9月、こう訴えて提訴。岡山地裁で27日、行われる第1回口頭弁論に、全国の障害者や関係者が注目しています。
提訴したのは、脳性まひで手足に重度の障害がある浅田達雄さんです。
一人暮らしの浅田さんは65歳になる2月の誕生日の . . . 本文を読む
厚生労働委員会―共産党は反対
社会保障制度改悪の手順を定めるプログラム法案が15日、怒号が飛び交う中、衆院厚生労働委員会で採決が強行され、自民、公明両党の賛成で可決されました。日本共産党の高橋ちづ子議員は「審議が尽くされてない」として審議継続を求めましたが、与党は抗議を無視し、一部野党の反対討論さえ保障せず採決に踏み切りました。
同法案は、現在1割となっている70~74歳の医療費窓口負担を . . . 本文を読む
国民の目、耳、口をふさぐ「秘密保護法案」―。自民党は所属議員に対外説明用の「Q&A」を配布しています。“秘密の範囲は限定”“身辺調査もプライバシー侵害にならない程度”“一般国民は処罰の対象外”など、さも「安心安全」かのような説明のオンパレード。しかし、法案と政府答弁などからみえてくるのは、そのウソと危険です。
秘密の範 . . . 本文を読む