厚労省が10月から全病院に実施させる「病床機能報告制度」について、医療関係者から意見が相次いで上がっています。
病棟を四つの機能から選択することについて「小規模で病棟が一つしかない場合や診療所における病床は、疾病や病状が多様であるため、明確に分類できない」との批判があがっています。
病床報告で、稼働していない病床があれば削減される可能性があります。これに対し千葉県の医療関係者は「休眠 . . . 本文を読む
厚生労働省は、紹介状なしで大病院を受診する場合、従来の自己負担(1~3割)に加えて新たな負担増を求める案を、7日の社会保障審議会医療保険部会に示しました。厚労省は3案を示し、保険給付の範囲内で新たな定額負担を求める案が有力だとしています。具体的な金額は示されませんでしたが、これまでに最大1万円とする案が出されており、大幅な負担増がねらわれています。
大病院外来の自己負担増は、医療費削減のため . . . 本文を読む
参院厚労委 小池議員反対
自民・公明両党は17日の参院厚生労働委員会で医療・介護総合法案の採決を強行し、賛成多数で可決しました。多数の傍聴者が見守る中、日本共産党の小池晃議員は反対討論に立ち、「介護保険制度の根幹を揺るがす歴史的大改悪だ」と批判しました。民主、維新、みんな、社民の各党も反対しました。
小池氏は、介護保険利用料引き上げ(1割から2割へ)の根拠が完全に崩壊したにもかかわらず、「 . . . 本文を読む
参院で審議中の医療・介護総合法案は、法案説明の重大ミスに始まり、法案の論拠を撤回するなど、前代未聞の大失態が続出しています。政府・与党は会期内成立を狙っていますが、廃案にするしかないことが明瞭になっています。
「『60万』という書きぶりは撤回する」―。田村憲久厚生労働相は5日の参院厚労委員会で日本共産党の小池晃議員の質問にこう述べ、審議中の法案説明を撤回する前代未聞の事態になりました。
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厚生労働省は3日の社会保障審議会年金部会で、年金財政の検証結果を公表しました。政府のいう「経済再生」が進んだ場合、現役の勤労者の手取り収入に対する年金の給付水準(所得代替率)は、将来も50%を確保できると試算しましたが、給付水準は今年度の62・7%から下がりつづけ、30年後にはどの試算でも50%ぎりぎりとなっています。
政府は2004年の年金改定で、所得代替率50%維持を明記し「100年安心 . . . 本文を読む
衆院厚労委 高橋議員「重症まで追い出し」
自民、公明の与党は14日の衆院厚生労働委員会で、医療・介護制度を根本から改悪する医療・介護総合法案の質疑を一方的に打ち切り、全野党が反対するなか与党だけの賛成で採決を強行し可決しました。19本もの法案を一括改定するにもかかわらず、委員会での審議はわずか6回。210地方議会が意見書を可決するなど国民の批判や不安を無視し、数を頼んで押し通す暴挙です。
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国会で審議中の医療・介護総合法案に関して、全国の210地方議会が「生活を奪う」「受け皿がない」などとして介護保険「改革」に反対や批判、強い懸念を表す意見書を可決していることが9日までに分かりました。政府・与党は中旬にも同法案の衆院通過をねらっていますが、国民無視の暴走は許されないことを示しています。
法案は、「要支援者」向けサービスの多くを市町村に丸投げし、特別養護老人ホーム入所者を要介 . . . 本文を読む
厚生労働省は18日、改定生活保護法の運用指針となる省令を当初案から大幅修正の上で公布しました。当初案には、生活保護の締め付けに反対する世論と運動によって引き出された国会答弁などに反する内容が書き込まれていました。今回の修正は1166件にのぼるパブリックコメント(公募意見)や日本共産党の国会論戦が行政を動かしたものです。
2月末に厚労省が公表した省令案は、口頭でも認められる生活保護の申請 . . . 本文を読む
日本共産党の辰巳孝太郎議員は7日の参院決算委員会で、「水際作戦」など行政の不適切な対応により、生活保護の申請を認めない「申請権の侵害」が横行している問題について質問しました。生活保護費全体に占める不正受給の割合がわずか0・5%程度であることを確認し、「保護を必要とする人が利用できなくなるような運用は正していかなければならない」と迫りました。
辰巳氏は、大阪府枚方市で2011年に明らかになった . . . 本文を読む
「社会保障と税の一体改革」に関する政府広報が新聞折り込みでいっせいに配られました。4月からの消費税増税を正当化する広告です。並んでいるのは「増収分はすべて社会保障のために使う」「所得の低い方に対策を行う」など、破綻ずみのうそばかりです。
(写真)消費税増税を正当化する政府の新聞折り込み広告
社会保障 実際は5000億円、改悪次々
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