安倍内閣が掲げる「女性の活躍推進」に関する法案を検討してきた厚生労働省の労働政策審議会雇用均等分科会は30日、報告を出しました。報告は、企業に対して「行動計画」の策定と公表を義務付けるものの、数値目標については経営側委員が強く反対したため「各社の実情に配慮することが必要」として盛り込みませんでした。採用者や管理職に占める女性比率の公表義務付けも見送りました。
安倍政権は「2020年に指導的地 . . . 本文を読む
労働時間制度の見直しを議論している労働政策審議会・労働条件分科会が30日、厚生労働省で開かれ、長時間労働の抑制策、年次有給休暇の取得率向上にむけて議論しました。
労働者側は「時間外労働の削減にむけて、上限規制を設けるのが最も効果的だ」(UAゼンセン・八野正一副会長)「労働時間の限度基準告示を法律に格上げし、連続11時間の勤務間インターバル規制を導入すべきだ」(JAM・宮本礼一書記長)と主張し . . . 本文を読む
「安心して働き暮らせる社会を ブラック企業を駆逐せよ!」。こんなテーマを掲げて大阪市で21日、大阪府内の青年の交流会が開かれ約30人が集いました。民青大阪府委員会が主催しました。
(写真)「ブラック企業をなくして安心して働き暮らせる社会を」と開かれた青年の交流会=21日、大阪市
リレートークでは、介護現場での人手不足と低賃金の実態や、高学費のなかで大学生 . . . 本文を読む
日の丸や旭日旗(軍旗)を掲げて街を歩き、「朝鮮人をたたき出せ!」などと声を張り上げるヘイトスピーチ(憎悪表現)デモ。差別をあおりたてるこのヘイトデモをどう考えればいいのか。日本の東西(東京、大阪)で、抗議活動の先頭に立つ2人に聞きました。
憂える人が声あげれば変わる
「仲良くしようぜパレード2014in大阪」運営委員 ITOKEN(いとけん)さん(33) . . . 本文を読む
今年の「ブラック企業大賞」は日本最大の家電販売業者「ヤマダ電機」に決まりました。労働組合、学者、弁護士らで構成する「ブラック企業大賞実行委員会」が6日、東京都内で発表しました。同社はウェブ投票の結果でも1位でした。
ブラック企業は長時間労働、パワハラ、残業代未払いなど、労働基準法に触れるひどい労働条件を意図的に強い、若者を使いつぶす“最悪”企業です。
ヤマダ電機で . . . 本文を読む
牛丼チェーン最大手「すき家」の労働環境改善に関する第三者委員会の調査報告書は、過酷な労働実態を浮き彫りにしました。ぎりぎりの人員に低賃金長時間労働を強いて利益を追求する経営には、未来がないことを示しています。会社は、人間らしく働きたいと願う若者の声にこたえるか、注目されます。
(写真)2006年以来、すき家の残業代不払い問題や1人勤務問題を追及してきた首都圏青年ユニオン=2 . . . 本文を読む
庁舎前警備 猛暑時は屋内実施に
猛暑続きの近年、熱中症による死亡労働災害があとを絶たず、過酷な屋外労働での対策が急がれています。労働安全衛生を所管する厚生労働省では、猛暑時には庁舎前での警備業務を屋内で実施するようになりました。
(写真)午前11時ですでに気温38.7度、暑さ指数は「危険」レベル(31)に=4日、厚労省
「厚生労働省では、警備会社に委託 . . . 本文を読む
授賞式は9月
今年の最悪企業はどこ?―。ブラック企業大賞実行委員会は30日、厚生労働省で今年の「ブラック企業大賞」にノミネートする企業とその選定理由について記者会見しました。
ノミネート企業は「日本海庄や」などの居酒屋をチェーン展開する「大庄」、「JR西日本」、「ヤマダ電機」、アニメ制作会社「A‐1 Pictures」、ハウスメーカー「タマホーム」、「リコー」など9社。
9社のうち5 . . . 本文を読む
企業トップと従業員の賃金格差が広がっています。各社が発表した2013年度の有価証券報告書によると、役員報酬上位20社の過半数で役員報酬額が社員の平均賃金額の50倍を超えていることがわかりました。そのうち4社では100倍を超えていました。
各社が発表する有価証券報告書には役員報酬の額や従業員の平均賃金などが記載されています。役員報酬については基本報酬のほか、賞与やストックオプション(新株優 . . . 本文を読む
安倍政権は、「給与制度の総合的見直し」で、国家公務員に対して新たに恒久的な賃下げをねらっています。この賃下げは地方公務員や独立行政法人など約625万人の賃金に直結し、地域経済に深刻な影響を与えることが、日本国家公務員労働組合連合会(国公労連)の試算で明らかとなりました
安倍政権や人事院がねらう「給与制度の総合的見直し」には、地域間格差がさらに拡大するという大きな問題があります。
民間労 . . . 本文を読む