リハビリ～日常生活でのリハビリ～

寒くなって、身体の痛みがひどくなった。
そして、一層、身体が動きにくくなってきた。
身体中の筋肉が、私の意思にお構いなく、一斉に収縮し続けるのだ。
左肩は切傷があるかのような痛みが、ずっと続いているし、
足の甲は、ぱんぱんに腫れている。

それでも、こうしてパソコンで文章を書けるまでに回復したのは、
本当に幸せなことだ。

外界との連絡が途絶えることがないように、
怪我をして入院した当初から・・・首から下が完全麻痺と診断された、その当時から・・・
看護士さんに手伝って貰い、スマートフォンでメールをしたり、通話をしたりしていた。

入院して２週間くらい経った頃、突然、手足が僅かながら動き始めたのも、
それと無関係ではないと思う。

そういうことに執念を燃やしていたことが功を奏したのかもしれない。

当初は横たわっているだけだったが、
上体を起こせるようになってからは、ノートパソコンも使い始めた。
とは言っても、液晶画面の蓋を開ける力がない。
それどころか、自分の手でスマートフォンを持ちあげることすらできなかった。

今でも、スマートフォンを長時間、持っていることは無理だし、
電話するにも、ヘッドフォンとマイクが必須という、なんとも頼りない状態だが、
そんなことも含めて、それ以前の何もできない状態と比較すれば、
ものすごい進歩なのだ。

着替えや食事、お風呂といった日常生活の動作も、重要なリハビリなのだ。
なるべく介護の手を借りず、独力で行うことが、さらなる回復に繋がると信じて、
頑張りたい。