ねことわたしのやわらかな日々

17年一緒に暮らした愛猫を亡くしましたが、日々のささやかな幸せを、
手のひらで温めて暮らしています。

老い

2017年07月17日 16時18分00秒 | ねこ
しみ、しわ、白髪の3拍子に加え、
肩や腰に痛みに悩まされたり、
久しぶりに夏バテしてしまったり、
自分自身の衰えも年々切実だけど
13歳と半年になる、みいみにも
私以上に老いが迫っているみたい。

糖尿病を発症してからは
体重も1㎏以上は落ちてしまった。
特に後ろ足の筋肉はげっそり痩せて
最近ではつまづくこともしょっちゅう。
ジャンプ一発で飛び乗ったベッドにも
ずり落ちて登れないこともあって。



出来ないことが増えていくごとに
みいみはいい子になってゆく。
乗っちゃダメなところにも乗らず、
しちゃダメなことはしなくなり、
どんどん聞き分けが良くなってゆく。
それが私には淋しくてたまらない。

もっともっとやんちゃしてほしいのに。
高いところに飛び乗ってほしいのに。
壁を蹴ってジャンプしてボロボロにしたり
ベッドに飛び乗って起こしてほしいのに。

仔猫のようなまんまるな目をしてるのに、
仔猫のような甘えた声で鳴くのに、
かわいい、愛らしいままなのに、
それでもみいみの老いは疑うべくもない。

ジャンプもせず、悪さもせず、
老いることを嘆くこともせず、
季節が巡るように、老いを受け入れ
年を取っていくみいみの姿を見ていると
みいみほど達観することができず、
いつかみいみを失う覚悟もできず、
時々私は無性に涙がこぼれるのです。
コメント
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