昨日(10日)は、
ミスチル(Mr.Children)のライブをWOWOWで見た。
番組冒頭のテロップ画面に汗がジワリ。
番組紹介で文字にした東京ドームではなく京セラドーム大阪。
このブログの質の浅さを露呈する大チョンボに我ながら呆れた。
改めて訂正しお詫び申し上げます。
*放送された映像は3時間30分に及ぶ長時間ライブを堪能。
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今朝の新聞1面(地元地方紙)に、
大きなニュースとして紹介された、
『コンプリートガチャ廃止』の報道。
ネットゲームのアイテム購入システムが法律に違反するらしい。
法律は<景品表示法違反>が指摘されており、
下記が適用される。
提供に関する事項の制限
(昭和52年3月 1日公正取引委員会告示第 3号)
改正 昭和56年6月 6日公正取引委員会告示第13号
平成 8年2月16日公正取引委員会告示第 1号
不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律第百三十四号)第三条の規定に基づき懸賞による景品類の提供に関する事項の制限(昭和三十七年公正取引委員会告示第五号)の全部を次のように改正する。
懸賞による景品類の提供に関する事項の制限。
Ⅰ、この告示において「懸賞」とは次に掲げる方法によつて景品類の提供の相手方又は提供する景品類の価額を定めることをいう。
1:くじその他偶然性を利用して定める方法。
2:特定の行為の優劣又は正誤によつて定める方法。
Ⅱ、懸賞により提供する景品類の最高額は、懸賞に係る取引の価額の二十倍の金額(当該金額が十万円を超える場合にあっては、十万円)を超えてはならない。
Ⅲ、懸賞により提供する景品類の総額は、当該懸賞に係る取引の予定総額の百分の二を超えてはならない。
Ⅳ、前二項の規定にかかわらず、次の各号に掲げる場合において、懸賞により景品類を提供するときは、景品類の最高額は三十万円を超えない額、景品類の総額は懸賞に係る取引の予定総額の百分の三を超えない額とすることができる。ただし、他の事業者の参加を不当に制限する場合は、この限りでない。
1:一定の地域における小売業者又はサービス業者の相当多数が共同して行う場合
2:の商店街に属する小売業者又はサービス業者の相当多数が共同して行う場合。
ただし中元、年末等の時期において年3回を限度とし、かつ年間通算して七十日の期間内で行う場合に限る。
3:一定の地域において一定の種類の事業を行う事業者の相当多数が共同して行う場合
Ⅴ、前三項の規定にかかわらず、二以上の種類の文字、絵、符号等を表示した符票のうち異なる種類の符票の特定の組合せを提示させる方法を用いた懸賞による景品類の提供はしてはならない。
*色々な法律があるんだね。
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私自身はゲームをすることはないので過去から現在に至るゲーム事情をまるで知らない。
どこか他人が作ったルールに自分を当て嵌めることで成立する傾向にあるゲームに興味はない。
それでもゲーム市場は世界的規模で拡大し日本はゲーム大国としても世界に知られているようだ。
『コンプリートガチャ』の場合はアイテムの購入がゲーム結果を左右し結果を求めて無造作にアイテムを購入。
基本的に収入のない未成年の学生達も挙ってアイテムを購入し高額な支払いが親の元に降りかかる。
確かに正当な商売とは言えない気がする。
ただしコンプリート(完全=すべて揃った状態)を求める人心(欲求)は否定できず、
“射幸心”を煽る不確定な様々な商法は後を絶たず当人が自制する意識も必要なことは必然。
「時に好奇心はルールを超越する」。
は如何なる場合にも認められ、
人の有する本能(収得欲)は理性を超える。
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コンプリートと言えば5月1日に販売された、
『 トスカニーニ・コンプリートRCAコレクション』
は5月10日現在で早くも完売間近のようだ。
*5月4日に我が家に到着してから毎日飽きることなくコンポやラジカセや車内で鑑賞。
コンプリートのはずがコンプリートでない“おまけ”までついた伝説になるだろうBOX商品。
今年のGWは近場の温泉に立ち寄るくらいで遠出もせずに家で過ごした。
天候の影響もあったし家人が風邪気味の理由や、
家人が別の予定を持って出かけたことも要因となるだろう。
“これ幸いに”
と自室に籠ってCDを聴いたり本を読んだり。
平素複数の本を並行して読むのだが、
今年のGWは図書館から借りていた、
『スティーブ・ジョブズⅠ』&『スティーブ・ジョブズⅡ』
を中心に読んだ。
当初は2冊で5時間を予定していたのだが、
Ⅰは3時間くらいで斜め読みしたものの、
Ⅱは10時間以上かけて〝ゆっくり〟と読んだ。
スティーブ・ジョブズ II | |
ウォルター・アイザックソン | |
講談社 |
『スティーブ・ジョブズⅡ』は1995年~亡くなる2011年までの物語。
内容はITに慣れない人にとっては複雑な専門用語も多く全体像を知るのは時間がかかる。
手元にあるiPodの自動ロックをoffにして耳慣れない単語をWebで確認しながらの読書。
専門用語は『広辞苑』でも掲載されておらず片手にジョブズ、片手にiPod(iPhone)は今風の光景。
ジョブズの自叙伝を読もうと思ったきっかけは、
SONYの凋落を調べる上での必要に駆られて。
殆どは頭に描いていた内容に一致するものの、
この著作で語られる日本がアメリカのテクノロジーに屈した理由。
特に、
SONYのマイナス点についての指摘も的確で、
いずれ〝何らかの形で〟文書にしたいと思っている。
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時代はWi-Fi。
晩年のジョブズはWi-Fiを利用したあらゆる利便性を追求した。
近々の日本の家電メーカーもWi-Fi利用に積極的で、
ワイヤレス・テレビや無線で自由にテレビに映像転送できるビデオ。
撮った画像を瞬時に家庭へ転送できるビデオ・カメラは、
室内の様子を別の部屋や外出先から同時に確認できる機能。
今後も多岐に渡るWi-Fi利用は目まぐるしく時代を翻弄するだろう。
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『コンプリートガチャ&コンプリート(完全・完結)×ジョブズⅡ&Wi-Fi社会』
このタイトルに込めた意味は、
仮想現実(コンプリートガチャ)に過料な料金を費やす人がいるかと思えば、
良質な物品(コンプリート・コレクション)が不当とも思える安価で市場に出回る現実。
*従来の常識とは異なる市場動向と不確定な紙幣の流通。
個人が求める理想を市場が求める声と受け止め果敢に走り続けた独裁的な経営者と、
時代の進化の過程でこれまでの常識を大きく変えようとするWi-Fi社会が持つ可能性。
*社会変化を自社企業の利益確保のため足踏みさせることでの国際競争力の低下と懸念。
今夜は詳しくは文字にしない。
最後に1つだけ『ジョブズⅡ』から気になる言葉。
「何かを発明した人は自分が発明したモノに最後までしがみつきがちだ」。
この言葉は、
「貪欲である、愚かであれ」。
に結びつく言葉として紹介する。
過去の成功体験に固執し新たな一歩を踏み出せずにいる賢い企業人。
自分達は正しいと信じ過去の成功体験を踏襲し続ける賢い行政職員。
「貪欲である、愚かであれ」。
この言葉の意味を噛みしめよう。
賢い人間なんて変化の時代においては、
足かせになるばかりかも知れない。
今夜はそんなことを思った。