2012年のゴールデンウィーク後半。
誰もが感じただろう“おてんとう様”の意地悪。
例年よりも遅い桜の開花に東北地方は見頃を迎え。
でもやって来たのは南の海上からの低気圧。
全国的に2日~4日にかけて大雨を降らし、
特に人で賑わうはずの東北太平洋側には散々の雨。
桜散らしの大雨は降雨被害も見られ、
「まだ5月だよ」。
と天にむかって恨み節。
そうかと思えば昨日は昨日で、
関東地方を中心に異常気象の雨嵐。
雹・雷・竜巻の極悪トリオを生み出した寒気の影響。
竜巻なんて昭和には殆ど海外の出来事のはずが、なぜ?
と、
昨日(5月6日)の出来事を今朝まで知らず。
石川県加賀南部では6日の午前は雷を伴う雨も降ったものの、
午後からは晴れあがりお外で夕食をすまし帰宅後は、
直接自室に入りTVもつけなければPCも20分程度開いただけ。
知らないという事は調べていないと同義語で、
「いったい、何があったの?」
*7日の朝は新聞お休みだし。
夜(7日)になってTVの映像を見る限り、
藤田スケールはF3ではないかと…。
*住宅が基礎から転倒する映像を初めてみた。
偏西風の蛇行と寒気の流入。
南からの湿った暖かい空気。
いつも言葉にすることは同じだけど、
これは“地球温暖化”の過程形。
気になるのは(今後の)寒気の流入。
でも、
どこで突発的事象が起きるかは予知できず。
仮に、
予知できたからと言って住宅被害を防ぐこともできず。
また、
夜に起きれば竜巻を個人個人が視認することも困難と思え。
難儀な難儀な課題を背負って、
国にできることは、
被害範囲が比較的狭い竜巻への、
(特例としての)個人向け保険の積立。
って、
“余ったお金は使い切らねばならぬ!”
の、
変な日本のお役所意識に、
積み立てなんて概念があるわけもなし。
個人でできることは、
火災保険に災害保険を上乗せするくらいで、
自動車保険も災害保険をプラスして。
でも、
保険に入れる家庭はある程度の収入も必要で、
保険に入れぬ困窮家庭には災害は極めて酷。
って、
GWの4日間はまったく別なこと考え、
楽しく浮かれていたので、
これ以上は無責任なタダの愚痴。
もう、やめよう。
*以下Webニュースの記事を転載させていただきました。
~2012年5月7日:18時4分(NHK)
茨城県つくば市を襲った竜巻について気象庁は現地を調査した結果、
これまでに把握できた被害の範囲は、
幅およそ500メートル、長さおよそ15キロに及び、
同一の竜巻による被害かどうか引き続き調査すると発表しました。
気象庁は茨城県つくば市を襲った竜巻について、
7日現地で行った調査の結果を発表しました。
それによりますと、
これまでに把握できた被害の範囲はつくば市の南西側の茨城県常総市大沢新田から始まり、
つくば市平沢にかけて幅およそ500メートル、長さおよそ15キロに及んでいたということです。
ただ、
この中には被害が少ない地域もあったことなどから、
同一の竜巻による被害かどうかは引き続き調査するということです。
また、
今回の竜巻の強さは屋根がすべて吹き飛ばされた住宅が多かったことなどから、
突風の強さを示す6段階の指標の上から4番目に当たる「F2」と推定されると発表しました。
「F2」は、瞬間的に風速50メートルから69メートルの風が吹いて、
家の屋根や自動車が吹き飛ばされたりするとされ、
6年前の平成18年9月に宮崎県延岡市で発生した竜巻の強さに相当します。
気象庁は「今後の調査によっては『F2』より強くなる可能性もある」として、
さらに調査を続けることにしています。
~2012年05月07日:12時32分(毎日新聞)
6日午後に茨城県つくば市で発生した突風について気象庁は竜巻とは断定していないが、
「漏斗雲」が地上にまで達していたなどの状況から竜巻だった可能性が高いとみている。
大気の上層と下層の気温差が大きくなり積乱雲が発達したことが、
(竜巻の)発生原因との見方を強めている。
気象庁によると6日は東日本の上空に強い寒気が流入する一方、
日本海上の低気圧に向けて南から暖かく湿った空気が流れ込み、
大気の状態が不安定になっていた。
気象庁気象研究所と水戸地方気象台によると、
6日午前9時のつくば市の上空約5500メートルの気温は氷点下19.1度だったのに対し、
地上は21.2度。気温差は約40度にもなったことから強い上昇気流が生じて積乱雲が発達。
高度10キロ以上にまで伸びた積乱雲が複数できていたとみられる。
また、
6日昼ごろは関東地方の上空では西風が吹いていたのに対して地上は南風が吹き、
高さによって風向が違う「鉛直シアー」と呼ばれる状況になっていた。
風向きが変わる場所では気流の渦ができやすいため、
この鉛直シアーが竜巻を誘起した可能性があるという。
~2012年5月7日:14時53分(読売新聞)
6日の竜巻とみられる突風は、
上空の寒気と地上付近の暖かく湿った空気との寒暖差が40度以上と大きいため、
積乱雲が発達し回転する上昇気流が生まれ起きたと考えられる。
気象庁のレーダーには直径10~20キロの積乱雲が確認されている。
(この積乱雲は)通常の数倍の大きさで、
強い竜巻を生みやすい積乱雲“スーパーセル”が発生した可能性がある。
同庁によると6日、
日本の上空約5500メートル付近には氷点下21度以下の寒気が流入。
一方、
日本海の低気圧に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込んだ。
突風が発生した時刻とほぼ同じ午後1時、
大きな被害が出た茨城県つくば市の地上の気温は25・6度で、
平年最高気温21・3度を上回っていた。
日本付近では約1か月前から上空を流れる寒帯前線ジェット気流が蛇行し、
寒気が入りやすく不安定な状態が1週間から10日ごとに繰り返されている。
4月上旬に暴風雨をもたらした爆弾低気圧もその影響だ。