気が付けばいつのまにか3月も終わってました…
4月に入っても仕事が落ち着く様子はまるでありません…笑
近くの同業者さんからの依頼で…
走行中に『ガンッ』という音と共にマフラーから白煙を吹いた…という症状で入庫したギガ…
依頼主さんからは『恐らくターボがイカれた…おまけにどっからかオイルが漏れてくる…』という話。
下廻りを覗き込むと、まあオイル漏れが酷い…

エンジン廻りもオイルでベタベタ…

特にエンジン下廻りに関してはゴテゴテのドロドロで…
これはかなり長い事オイル漏れを放置したんだろうな…という状態。
で、エンジンをかけるとスグにフロントのクランクシール付近からポタポタとオイルが漏れてきました…
漏れ方としては異常な量です…
なんか嫌な予感がしたので正直、あまり受けたくない仕事でしたが、ディーラーにも断られたようでなんとかして欲しいとお困りの様子だったので渋々受ける事に…
まあ車の状態を見れば一筋縄ではいかない事は容易に想像出来ますから…
ディーラーさんが断るのも頷ける…(^_^;)
で、依頼としてはターボ、インタークーラーの交換にオイル漏れの修理…といった内容。
エンジンは6WF1で走行は80万キロ…
とりあえず、本当にターボが壊れてるのか確認する為にパイピング類を取り外し…

コンプレッサーホイール側を覗き込むと…

インペラを止めてるナットが無くなっており…
タービンシャフトを回してみるも固着して回らず…
今度はエキゾースト側を確認する為にパイプを外そうとすると…

ジョイントパイプを止めてるスプリングが2本が無くなりパイプの隙間からオイルが噴き出してる…
とりあえず、依頼主さんにはその旨を伝え部品を手配してもらう事に。
で、エキゾースト側を見ると…

シャフトが折れて噛み込んでます…

当然インペラもゲジゲジ…

オイル漏れもかなり酷いので…
油圧低下によるタービンブローの可能性もありそうです…
おまけにターボから漏れ出たオイルがインテークやエキゾースト側にも入り込んでしまってます。
まずはオイル漏れを修理する為にインタークーラーやラジエーター、クランクプーリーなどを取り外して…

取り外したインタークーラーのコア付け根からはオイルが漏れ出てます。


クランクシールの交換。

セッティングツールは無いので、スリンガーを先に圧入…

圧入位置を確認…

シールの打ち込み。

シールの交換は完了…
この方法はイレギュラーな方法なのであしからず…笑
欲しいとは思うけど今更SST買うのもなぁ…
クランクプーリを規定トルクで締め付け。
トルクは267Nm…

フロント周りを組み付け…
支給された新品のインタークーラー。

ファンやらラジエーター、インタークーラーなども取り付けてオイル漏れ修理は完了。

お次はターボを取り外してスタッドの抜き替え。

大型のターボASSYは結構な重量なので天井クレーンで取り付け…
人力でセットするのは結構危なかったりします。
使用するのはリビルトターボ…

EXパイプも取り付け。

スプリングの取り付け部はこんなに削れちゃってます…


こちらは溶接で肉盛りして対応。
で、取り付け。


作業も終わり…

最後にエンジンオイルを交換する為に抜きとると…
なんか出てきた…


何かの破片…
材質は鉄で断面から判断すると鋳物のようです…
ターボのセンターハウジングが破損してオイルリターンパイプからオイルパンに落ちただけならいいんですが…
実際には外したターボのオイルリターンの穴を覗き込んでも中で割れた様子はありませんが…
インペラーのナットも結局見つかっていません…
インタークーラーの中には無かったし…
ん〜嫌な感じ…
とりあえず依頼主さんには説明…
どこの部品か分からない金属片がオイルパンから出てきたことや、ターボを交換した事によるエンジンブローの可能性もなくはない事を理解していただきました。
で、エンジンを始動してしばらく放置しておくと…
今度はリヤのクランクシールからオイルが漏れだしました…(;´д`)
それも結構な勢いでポタポタ垂れてきます…
受けた時の嫌な予感が的中した感じ…
再度、依頼主さんに連絡してどうするかの返事待ちです。

お次はエンジンがかからない…と出張依頼のCYL51ギガ…
話によるとセルモーターが回らずエンジンが始動出来ないらしく…
バッテリーは最近換えた…との事。
現地まで出張…
夜も遅く周りには何も無いので真っ暗…笑

早速状態を確認するとキーを回してもうんともすんとも言いません…
どうやらセルモーターに電気がいってないようで…
スターターリレーまでスタート信号が来てるか確認するとちゃんときており…

今度はリレー出力側でバッテリー電圧が出力されるか調べるとキーをスタート位置にしても電気が流れず…


スタート信号は来てるのに通電しないという事はスターターリレーの不良確定です。
ここのリレーはよくダメになります…
以前は通電しっぱなしになりセルモーターが焼き付いた事もありました。
で、近くのいすゞさんに部品の問い合わせ…
無事に在庫もあったので取りに行き…

新品リレーに交換して無事にエンジンも始動…


こちらのギガは終了。
それから先日の休みに忙しくて放ったらかしされていた自分の車を久々にキレイに洗車…

タイヤもスタッドレスからノーマルにようやく変更…
やり始めたらあっちもこっちもとなり、結局朝から晩まで掃除…
そのかわり久々にピカピカになった…笑

やっぱキレイな車に乗った方が気分はいいですからね…
4月に入っても仕事が落ち着く様子はまるでありません…笑
近くの同業者さんからの依頼で…
走行中に『ガンッ』という音と共にマフラーから白煙を吹いた…という症状で入庫したギガ…
依頼主さんからは『恐らくターボがイカれた…おまけにどっからかオイルが漏れてくる…』という話。
下廻りを覗き込むと、まあオイル漏れが酷い…

エンジン廻りもオイルでベタベタ…

特にエンジン下廻りに関してはゴテゴテのドロドロで…
これはかなり長い事オイル漏れを放置したんだろうな…という状態。
で、エンジンをかけるとスグにフロントのクランクシール付近からポタポタとオイルが漏れてきました…
漏れ方としては異常な量です…
なんか嫌な予感がしたので正直、あまり受けたくない仕事でしたが、ディーラーにも断られたようでなんとかして欲しいとお困りの様子だったので渋々受ける事に…
まあ車の状態を見れば一筋縄ではいかない事は容易に想像出来ますから…
ディーラーさんが断るのも頷ける…(^_^;)
で、依頼としてはターボ、インタークーラーの交換にオイル漏れの修理…といった内容。
エンジンは6WF1で走行は80万キロ…
とりあえず、本当にターボが壊れてるのか確認する為にパイピング類を取り外し…

コンプレッサーホイール側を覗き込むと…

インペラを止めてるナットが無くなっており…
タービンシャフトを回してみるも固着して回らず…
今度はエキゾースト側を確認する為にパイプを外そうとすると…

ジョイントパイプを止めてるスプリングが2本が無くなりパイプの隙間からオイルが噴き出してる…
とりあえず、依頼主さんにはその旨を伝え部品を手配してもらう事に。
で、エキゾースト側を見ると…

シャフトが折れて噛み込んでます…

当然インペラもゲジゲジ…

オイル漏れもかなり酷いので…
油圧低下によるタービンブローの可能性もありそうです…
おまけにターボから漏れ出たオイルがインテークやエキゾースト側にも入り込んでしまってます。
まずはオイル漏れを修理する為にインタークーラーやラジエーター、クランクプーリーなどを取り外して…

取り外したインタークーラーのコア付け根からはオイルが漏れ出てます。


クランクシールの交換。

セッティングツールは無いので、スリンガーを先に圧入…

圧入位置を確認…

シールの打ち込み。

シールの交換は完了…
この方法はイレギュラーな方法なのであしからず…笑
欲しいとは思うけど今更SST買うのもなぁ…
クランクプーリを規定トルクで締め付け。
トルクは267Nm…

フロント周りを組み付け…
支給された新品のインタークーラー。

ファンやらラジエーター、インタークーラーなども取り付けてオイル漏れ修理は完了。

お次はターボを取り外してスタッドの抜き替え。

大型のターボASSYは結構な重量なので天井クレーンで取り付け…
人力でセットするのは結構危なかったりします。
使用するのはリビルトターボ…

EXパイプも取り付け。

スプリングの取り付け部はこんなに削れちゃってます…


こちらは溶接で肉盛りして対応。
で、取り付け。


作業も終わり…

最後にエンジンオイルを交換する為に抜きとると…
なんか出てきた…


何かの破片…
材質は鉄で断面から判断すると鋳物のようです…
ターボのセンターハウジングが破損してオイルリターンパイプからオイルパンに落ちただけならいいんですが…
実際には外したターボのオイルリターンの穴を覗き込んでも中で割れた様子はありませんが…
インペラーのナットも結局見つかっていません…
インタークーラーの中には無かったし…
ん〜嫌な感じ…
とりあえず依頼主さんには説明…
どこの部品か分からない金属片がオイルパンから出てきたことや、ターボを交換した事によるエンジンブローの可能性もなくはない事を理解していただきました。
で、エンジンを始動してしばらく放置しておくと…
今度はリヤのクランクシールからオイルが漏れだしました…(;´д`)
それも結構な勢いでポタポタ垂れてきます…
受けた時の嫌な予感が的中した感じ…
再度、依頼主さんに連絡してどうするかの返事待ちです。

お次はエンジンがかからない…と出張依頼のCYL51ギガ…
話によるとセルモーターが回らずエンジンが始動出来ないらしく…
バッテリーは最近換えた…との事。
現地まで出張…
夜も遅く周りには何も無いので真っ暗…笑

早速状態を確認するとキーを回してもうんともすんとも言いません…
どうやらセルモーターに電気がいってないようで…
スターターリレーまでスタート信号が来てるか確認するとちゃんときており…

今度はリレー出力側でバッテリー電圧が出力されるか調べるとキーをスタート位置にしても電気が流れず…


スタート信号は来てるのに通電しないという事はスターターリレーの不良確定です。
ここのリレーはよくダメになります…
以前は通電しっぱなしになりセルモーターが焼き付いた事もありました。
で、近くのいすゞさんに部品の問い合わせ…
無事に在庫もあったので取りに行き…

新品リレーに交換して無事にエンジンも始動…


こちらのギガは終了。
それから先日の休みに忙しくて放ったらかしされていた自分の車を久々にキレイに洗車…

タイヤもスタッドレスからノーマルにようやく変更…
やり始めたらあっちもこっちもとなり、結局朝から晩まで掃除…
そのかわり久々にピカピカになった…笑

やっぱキレイな車に乗った方が気分はいいですからね…
タービンはオイル管理でしょうか?
最近、職場は新人多く入社した分、バスはフル稼働。
オイル交換は個人なので、少々心配です。
お尋ねしたいことあります。
いすゞで初めて尿素が搭載されたDPF付きです。
以前は私が担当で、自動再生出来ず、シャッター交換、清掃をして復活しました。
その後は、自動4回に1回手動で過ごしました。
これはメーカー人の助言です。
本題は、次の担当者、半年過ぎて自動再生出来ないと、走行中も再生後、手動要求あると言うので、工場と相談してディーラーに診断掛けてもらいました。
この担当者は自動再生任せだそうです。
立会いはできませんでしたが、工場から説明を聞くと、
長時間のアイドリングによる目詰まり
アイドリング中に再生が行われている ( この意味不明?)
再生中のエンジン断
とのことでした。
これは完全にエクセル表示で示されたようです。
担当者に聞くと長時間アイドリングは認めました。
しかし、再生が始まる時にメッセージ画面に表示されなくても回転数が上がるのが判りエンジンは切ってないとは言いました。
まあ本当のことは言わないと思いますが、データーは正直だと思います。
この件についてどうでしょうか?
ディーラーは言いませんが、要は使い方が悪いと結果になってます。
ターボ車に限った事ではありませんがフルフローティングの場合は特にオイル管理は重要です…
油脂類の定期交換で確実にトラブルは減りますから…(^_^;)
ご質問の件ですが…
基本的に自動再生は所定の条件が揃わないと行われず満足に再生出来る事の方が少ないので…
あくまでも自動再生は手動再生の補助的な再生と考えてもらった方がいいです。
そういう意味で自動再生だけでススを燃焼させるのは不可能なので担当者さんの自動再生任せ…というのはお世辞にも良い状況とは言えません。
長時間のアイドリングや低速走行、ストップ&ゴーもススが溜まりやすい状況ではありますが運行上避けられない事もあると思います。
もちろん、運転手さんの意識で極力そういう状況を減らす事は可能ですが…
こればかりは個人の意識レベルの問題になってしまいます…(^_^;)
人によって意識の差がある…
これが一番の問題でウチのお客様でもこういった問題は多々あります…笑
車は乗る人によって良くも悪くもなりますから…
乗る人の意識を改善する事。
これが一番難しいですが無駄なコスト抑制には一番効果があると思います。