EXZ52ギガトラクタ…
オイル漏れ修理での入庫です。
これまた3月には見積りと部品注文は終わってた車両で…4月に入り再入庫です…
エンジンは6WG1…
正直、6WG1でオイル漏れ…と聞くと、あぁ…多分あの辺でしょ⁉︎…なんて思うほどよく漏れる箇所があります…
エンジンのフロントケース廻り…
この車両も入庫時点で確認すると、やっぱり…という感じでした。
個人的な経験から言うと、エンジンのフロントケースカバーからの漏れが圧倒的に多いです…
作業的にはフロントケースなのでラジエーターやインタークーラーは邪魔になってくるので外します…
一部でラジエーターやインタークーラーは外さなくてもなんとか出来るよ…なんて事を聞きますが私は外します。
作業性の悪さはくだらないミスに繋がりますから…
もちろん過剰な作業性確保はよくないですけどね…笑
見積りの段階でラジエーターのアッパータンクの劣化も酷かったので同時に修理する提案をしてたんですが、この車はまだまだ使うからキッチリ治して…という事だったので水廻りの予防整備も同時に行う事になりました。
インタークーラーやラジエーターを取り外し…
コテコテです…
見積り段階で当然スチーム洗浄してるんですが、フロント周りには各部品が入り組んでいる為スチームのノズルが入らないので完全には汚れは除去出来ません…
クランクプーリーも取り外し…
クランクシールは滲み程度です。
で、漏れている箇所はやはりフロントギヤケースとカバーの合わせ面からでした…
矢印の部分が周りよりも汚れが付いてないのは現在も漏れが進行してる証拠です…
更にケースカバーを止めるボルト穴からも…
こちらは漏れてないボルト穴から…
これが漏れのあるアイドルプーリー取り付けと兼用のボルト穴です
ケースカバーも取り外し…
オイルパンの取り付けにボンドがベッタリと…
6WG1は本来固形ガスケットでシールしてるんです。
で、お客様には見積り段階でオイルパンを最近外されるような整備をしたか聞くと…
1年前に別の整備工場でオイル漏れ修理でオイルパン外してる…との事でした。
という事は…
おそらく以前作業したメカニックはフロントケースからの漏れをオイルパンからの漏れと誤診して修理してる可能性が高いですね…
フロントケースやクランクシールからの漏れでもオイルパンの合わせ面にオイルが伝っていきますから…
その判断も含め、こんな仕事をするメカニックはロクでも無いのは確かです…
見積り段階で間違った方法で整備されてる事は分かっていたので、お客様には正規の状態に戻す意味も含めてオイルパンの脱着作業もする事を伝え、了承を得てました。
問題のオイルパンを取り外すと…
とんでもないやり方です…
オイルパン全周にボンドをベッタリ塗ってその上に固形ガスケットを乗せ、更にその上から全周ボンドを塗ってあります…
いや、ガスケット要るコレ⁇…笑
コレならガスケット無い方がまだマシですよ…
こんな整備を放置しておくと今回フロントケースからの漏れをキッチリ治しても安心して納車出来ませんよね…
誰に見られても恥ずかしくない仕事を心掛けましょう…
塗りたくられたボンドの掃除に無駄に時間を取られながらもキレイになりました。
これが正規のガスケット…
オイルパンを取り付け…
ブロックとフロントケースやフライホイールハウジングなどの繋ぎ目はボンドが必要ですよ…笑
ボルトも規定トルクで締め付け。
フロントケースカバーも洗浄…
クランクシールも当然交換します。
いすゞエンジンに多いスリンガー付きオイルシール…
残ったスリンガーを抜き取り…
本来はスリンガー付きオイルシール専用の圧入SSTがあるんですが、頻度からもとても買えませんよねー笑
なので本来はイレギュラーな方法ですが…
スリンガーを単体で先に入れておき…
新品のガスケットを付けたケースカバーを取り付けた後、オイルシールを圧入します…
圧入位置だけは守ります…笑
クランクシャフト端面から7.0mm±0.3mm
コレでケースカバーは完了…
クランクプーリーを取り付け。
締め付けトルクは267Nm
ファンやベルト類も…
ラジエーターは初めはオーバーホールする予定でしたが、ラジエーター屋さんでカシメを解いたらコアに亀裂が入ってしまった為、社外新品に交換です…
これもラジエーター屋さんが悪い訳では無く、古くなってくるとコアも脆くなるのでオーバーホール出来ない事もあります。
インタークーラーも取り付け。
後はサーモスタットやウォーターポンプの交換。
ウォーターポンプは仕様変更されてるのでメクラプラグも追加で注文する必要があります。
ホースジョイントも新品のウォーターポンプには付属されてないので注文する必要があります。
古いウォーターポンプから取り外せなくはないですが、ポンプ新品なのにホースジョイント再使用ってのもねぇ…
にしてもこの辺がいすゞは不親切だよなぁ…
ウォーターポンプASSYで注文してるのにコレです…
どうせ必要になるんだからキットにすればイイのに。
サーモスタットも交換して…
ホース類を接続して完成。
最後にエンジン廻りをスチームで念入りに洗浄して漏れの確認です…
漏れがない事を確認してカバー類の取り付け。
無事に納期に間に合い完成です。
オイル漏れ修理での入庫です。
これまた3月には見積りと部品注文は終わってた車両で…4月に入り再入庫です…
エンジンは6WG1…
正直、6WG1でオイル漏れ…と聞くと、あぁ…多分あの辺でしょ⁉︎…なんて思うほどよく漏れる箇所があります…
エンジンのフロントケース廻り…
この車両も入庫時点で確認すると、やっぱり…という感じでした。
個人的な経験から言うと、エンジンのフロントケースカバーからの漏れが圧倒的に多いです…
作業的にはフロントケースなのでラジエーターやインタークーラーは邪魔になってくるので外します…
一部でラジエーターやインタークーラーは外さなくてもなんとか出来るよ…なんて事を聞きますが私は外します。
作業性の悪さはくだらないミスに繋がりますから…
もちろん過剰な作業性確保はよくないですけどね…笑
見積りの段階でラジエーターのアッパータンクの劣化も酷かったので同時に修理する提案をしてたんですが、この車はまだまだ使うからキッチリ治して…という事だったので水廻りの予防整備も同時に行う事になりました。
インタークーラーやラジエーターを取り外し…
コテコテです…
見積り段階で当然スチーム洗浄してるんですが、フロント周りには各部品が入り組んでいる為スチームのノズルが入らないので完全には汚れは除去出来ません…
クランクプーリーも取り外し…
クランクシールは滲み程度です。
で、漏れている箇所はやはりフロントギヤケースとカバーの合わせ面からでした…
矢印の部分が周りよりも汚れが付いてないのは現在も漏れが進行してる証拠です…
更にケースカバーを止めるボルト穴からも…
こちらは漏れてないボルト穴から…
これが漏れのあるアイドルプーリー取り付けと兼用のボルト穴です
ケースカバーも取り外し…
オイルパンの取り付けにボンドがベッタリと…
6WG1は本来固形ガスケットでシールしてるんです。
で、お客様には見積り段階でオイルパンを最近外されるような整備をしたか聞くと…
1年前に別の整備工場でオイル漏れ修理でオイルパン外してる…との事でした。
という事は…
おそらく以前作業したメカニックはフロントケースからの漏れをオイルパンからの漏れと誤診して修理してる可能性が高いですね…
フロントケースやクランクシールからの漏れでもオイルパンの合わせ面にオイルが伝っていきますから…
その判断も含め、こんな仕事をするメカニックはロクでも無いのは確かです…
見積り段階で間違った方法で整備されてる事は分かっていたので、お客様には正規の状態に戻す意味も含めてオイルパンの脱着作業もする事を伝え、了承を得てました。
問題のオイルパンを取り外すと…
とんでもないやり方です…
オイルパン全周にボンドをベッタリ塗ってその上に固形ガスケットを乗せ、更にその上から全周ボンドを塗ってあります…
いや、ガスケット要るコレ⁇…笑
コレならガスケット無い方がまだマシですよ…
こんな整備を放置しておくと今回フロントケースからの漏れをキッチリ治しても安心して納車出来ませんよね…
誰に見られても恥ずかしくない仕事を心掛けましょう…
塗りたくられたボンドの掃除に無駄に時間を取られながらもキレイになりました。
これが正規のガスケット…
オイルパンを取り付け…
ブロックとフロントケースやフライホイールハウジングなどの繋ぎ目はボンドが必要ですよ…笑
ボルトも規定トルクで締め付け。
フロントケースカバーも洗浄…
クランクシールも当然交換します。
いすゞエンジンに多いスリンガー付きオイルシール…
残ったスリンガーを抜き取り…
本来はスリンガー付きオイルシール専用の圧入SSTがあるんですが、頻度からもとても買えませんよねー笑
なので本来はイレギュラーな方法ですが…
スリンガーを単体で先に入れておき…
新品のガスケットを付けたケースカバーを取り付けた後、オイルシールを圧入します…
圧入位置だけは守ります…笑
クランクシャフト端面から7.0mm±0.3mm
コレでケースカバーは完了…
クランクプーリーを取り付け。
締め付けトルクは267Nm
ファンやベルト類も…
ラジエーターは初めはオーバーホールする予定でしたが、ラジエーター屋さんでカシメを解いたらコアに亀裂が入ってしまった為、社外新品に交換です…
これもラジエーター屋さんが悪い訳では無く、古くなってくるとコアも脆くなるのでオーバーホール出来ない事もあります。
インタークーラーも取り付け。
後はサーモスタットやウォーターポンプの交換。
ウォーターポンプは仕様変更されてるのでメクラプラグも追加で注文する必要があります。
ホースジョイントも新品のウォーターポンプには付属されてないので注文する必要があります。
古いウォーターポンプから取り外せなくはないですが、ポンプ新品なのにホースジョイント再使用ってのもねぇ…
にしてもこの辺がいすゞは不親切だよなぁ…
ウォーターポンプASSYで注文してるのにコレです…
どうせ必要になるんだからキットにすればイイのに。
サーモスタットも交換して…
ホース類を接続して完成。
最後にエンジン廻りをスチームで念入りに洗浄して漏れの確認です…
漏れがない事を確認してカバー類の取り付け。
無事に納期に間に合い完成です。
漏れている箇所も同じボルト部分でしたが、その車両は以前ケースシールにボンドを塗って組付けしていました。
漏れている所にもバッチリ塗ってありましたね。
ガスケットやシールにボンドを塗ってもその場は良くても後で漏る実例を目の当たりにしました。
もっとやりやすい所に塗って漏れれば交換しやすいのに面倒でバラしたくない所に塗る気持ちもわからなくないけどやめて欲しいです。
高馬力のインタークーラー・ラジエター脱着お疲れ様です。
まさか一人で降ろしてないですよね?
ウチもついこの間やってました。
で、例によってサーモスタッドが固着して外せず
サーモケースごと交換になりました。
そちらのラジエータ屋さんはこの手のラジエータの
分解修理もするのですか?
ウチの方は大概純正同等品に交換になるんです。
横須賀基地です(笑)
3年くらい前までカメラは全く興味が無く、
あんなディープでビンボー人にはキツい世界に
踏み込むつもりは無かったのですが、
カメラのカの字も知らないまま友人から格安で
入門用の一眼レフを譲り受け、それからたまたま
自衛隊イベントを見に行ってから陸・海・空自衛隊の
イベントや機材が撮影できる場所に行って写真を撮る
様になりました。
今回新調したといっても入門用の最新モデルですが。
横須賀基地には公園から自衛隊や米海軍の艦船を
見れたり、民間運営の遊覧船があり、今回は
先月海上自衛隊に納まったばかりの
最新鋭ヘリ搭載護衛艦かが、
南極観測から帰ってきたばかりの観測船しらせ、
米海軍の原子力空母で横須賀を根城にしてる
ロナルドレーガンが見れました。
たまにありますよね…
上からボンドで解決しようとしてるケース。笑
実際には何の解決にもなって無いんですけどね(^_^;)
今回のボンドが塗りたくられたオイルパンもお客様はあんなイイ加減な仕事とは知らずにお金を払う訳ですからね…
ラジエーターは1人で脱着しましたが、インタークーラーはさすがに無理なので2人で作業しましたよ…笑
サーモスタット固着…
6UZですね⁉︎笑
6Uエンジンもあちこちから悪評が絶えませんね…笑
ウチがお願いしてるラジエーター屋さんは仕事が早いので選択肢としては常にオーバーホールはありますね〜^ ^
朝イチで出せば昼前には戻ってきます。笑
なので今回のように他の作業が重なり、時間的余裕がある場合はオーバーホールに出すようにしてます。
社外新品よりも更に安く済むメリットもありますし^ ^
おお…やはり横須賀基地でしたか。笑
私は空母を生で見た事は無いので1度見てみたいモノです…
そのスケールに圧巻なのでしょうか…
南極観測船のふじなら見た事ありますが…笑
実は私も一眼レフ入門者なんです…^ ^
今のところ使い方もロクに分かって無いんですけどね…笑
ウチの方のラジエータ屋さんはタンク部分が樹脂製の
はやりたがらないみたいなんです。
さすがに特殊なラジエータは分解修理します。
以前市役所地下にある発電機エンジンのメンテで
ラジエータの分解修理してました。
ちなみにこのエンジンはUDのRD8ターボでした(笑)
横須賀までは高速使って2時間くらい。
最近月イチくらいは行ってます。
なにせ本当に一眼レフの使い方判らないトコから
始まり、最近やっと露出の事とか、夜景とかは三脚
立てないとダメとか、広角望遠レンズ欲しいとかに。
マズイです。
特にレンズはキリがありませんから。
レンズだけで新車1台分とか驚きです!
でも知り合いがそのレンズで撮った画像見ると・・・・・
違うんですよね(^^;
プロ級といいますか。
米空母は何度かみてますが、やはりデカいです。
今の空母ロナルド・レーガンが来た時、
たまたま横須賀にいて、レーガンに乗艦出来る
チャンスがあったのですが、観艦式に参加する
自衛隊艦撮るからと行かなかったんです(^^;
今年は8月下旬に行われる陸上自衛隊の
富士総合火力演習にはどうにかチケット手に入れて
いくつもりです。
あの迫力は映像で観るのと比較になりませんし、
鬱憤晴らしにもなります(笑)
そうそう樹脂製は嫌がる業者もいますよね…
最近は交換が主流で専業のラジエーター屋さんも減ってますからね…
それに伴い修理技術も継承されず…といった事もありますね…(^_^;)
私は一眼レフ持ってますがオート機能で撮ってるのでまるで意味ないですよね…笑
カメラは全然分かりません…笑
空母はいずれ子供を連れて見に行きたいですね〜^ ^
もっぱらCSのディスカバリーチャンネルやヒストリーチャンネルで空母とか海軍や自衛隊の特集やってるので見るくらいです…笑
お礼なんてとんでもないです…笑
こんなブログですが何かの参考になれば嬉しい事です…^ ^
修理等の相談も受け付けていますので、いつでもお気軽にご相談ください^ ^