XZU304ダイナ…
この車両も2月にエンジンの調子がオカシイ…との事で見積りを出していた車両…
その時はエンジンの振動が酷く明らかに1気筒お亡くなりになられている様子でした。
チェックランプも点灯しており…

故障コードを確認してみると…

3番のインジェクター異常とDPR異常のコードが…
このインジェクター異常のコードは補正量が15mm3/sを超えると検出します。
その時のデータは…

当然振り切ってます。
恐らくDPRの故障コードもインジェクターに起因するものでしょう…
おまけに画像はありませんが、データ上では差圧パイプが詰まってるようで正確な差圧は確認出来ませんでした…
なのでインジェクターの交換と合わせDPFも清掃する事に…
エンジンはS05D…

インジェクターは全数交換。
この日は写真少ないのでサラッといきます…笑


取り付け…

IDコードも書き換えてエンジンを始動…
補正値も良好です…

翌日からが本題のDPF修理…
当初はフィルター確認も含め洗浄してサッと組み付けるつもりだったんですが…
フィルターを切り離す段階でスタッドボルトが折れる折れる…
こちらは出口側…

スタッドボルトがほぼ全滅です…
入口側も数本を除き折れました…笑
ススの堆積は結構あったものの洗浄でフィルターや触媒の再使用は十分可能でした…
が、折れたスタッドは交換する必要があります…
このスタッドも熱が入る部分なので酸化が酷くなるとナットを緩める時点で折れちゃいます。
前日に浸透剤を吹き付けておきましたがまるで効果が無かったようですね…(^_^;)
またこのタイプはナットが炙れないので錆が酷くなるとスタッドボルトだけをキレイに抜くのはほぼ不可能でしょう…
この時点で諦めて新品に交換する業者さんも多いと思います…
とは言え何十マンもするフィルターを簡単に交換しましょう…なんて言われてもお客様は困ってしまいますよね…
なので今回は少し手間はかかりますが再生する事に。
カバーの溶接をキレイに剥がします…

断熱材の巻かれたフィルター…

更に断熱材を取るとフィルターケース単体となります…

折れこんだボルト達…
フランジは鉄の為、錆の進行が進んでますが…
ナットはステンレスなので…
これじゃあ折れるよなぁ…

この状態なら酸素で炙れますが、今回のはかなり頑固で酸素で炙るもボルトは多少回りますが途中でカジる為に折れるかネジ山がイカれます…
そんな時は裏の固定ナットも切断した方が早いんですが…
コレまた厄介なのはステンレスなので、酸素での溶断は不可能なんです…
そこでプラズマで溶接ビードをチマチマ切り落としナットを全て取り外し。

更に表面を慣らした後、新しいステンレスナットを溶接します…

断熱材は再利用…

カバーを巻いて溶接。



スタッドボルトを取り付けてフィルターケースの再生は完成…

今度は差圧パイプの詰まりを…
コレまた頑固なヤツはエアーで吹こうが洗浄剤を流し込もうが解消されないケースがたまにあります…
ウチではそんな場合は差圧パイプを根元で切っちゃいます。
スパッと…

更に元の穴を少し広げて少しでも詰まりにくくしておきます。
ココがよく詰まります…


で、パイプを合わせ再度溶接。



ガスケットを新品に交換してフィルターを組み付け…

後は車両にドッキングして完成です…

最後に強制再生を…
フィルター温度も問題無く昇温。

問題無く終了する事を確認して…
差圧も良好になりました。

車検も近い事から事前に排ガスも確認…

これにて全ての作業が完了です。
この車両も2月にエンジンの調子がオカシイ…との事で見積りを出していた車両…
その時はエンジンの振動が酷く明らかに1気筒お亡くなりになられている様子でした。
チェックランプも点灯しており…

故障コードを確認してみると…

3番のインジェクター異常とDPR異常のコードが…
このインジェクター異常のコードは補正量が15mm3/sを超えると検出します。
その時のデータは…

当然振り切ってます。
恐らくDPRの故障コードもインジェクターに起因するものでしょう…
おまけに画像はありませんが、データ上では差圧パイプが詰まってるようで正確な差圧は確認出来ませんでした…
なのでインジェクターの交換と合わせDPFも清掃する事に…
エンジンはS05D…

インジェクターは全数交換。
この日は写真少ないのでサラッといきます…笑


取り付け…

IDコードも書き換えてエンジンを始動…
補正値も良好です…

翌日からが本題のDPF修理…
当初はフィルター確認も含め洗浄してサッと組み付けるつもりだったんですが…
フィルターを切り離す段階でスタッドボルトが折れる折れる…
こちらは出口側…

スタッドボルトがほぼ全滅です…
入口側も数本を除き折れました…笑
ススの堆積は結構あったものの洗浄でフィルターや触媒の再使用は十分可能でした…
が、折れたスタッドは交換する必要があります…
このスタッドも熱が入る部分なので酸化が酷くなるとナットを緩める時点で折れちゃいます。
前日に浸透剤を吹き付けておきましたがまるで効果が無かったようですね…(^_^;)
またこのタイプはナットが炙れないので錆が酷くなるとスタッドボルトだけをキレイに抜くのはほぼ不可能でしょう…
この時点で諦めて新品に交換する業者さんも多いと思います…
とは言え何十マンもするフィルターを簡単に交換しましょう…なんて言われてもお客様は困ってしまいますよね…
なので今回は少し手間はかかりますが再生する事に。
カバーの溶接をキレイに剥がします…

断熱材の巻かれたフィルター…

更に断熱材を取るとフィルターケース単体となります…

折れこんだボルト達…
フランジは鉄の為、錆の進行が進んでますが…
ナットはステンレスなので…
これじゃあ折れるよなぁ…

この状態なら酸素で炙れますが、今回のはかなり頑固で酸素で炙るもボルトは多少回りますが途中でカジる為に折れるかネジ山がイカれます…
そんな時は裏の固定ナットも切断した方が早いんですが…
コレまた厄介なのはステンレスなので、酸素での溶断は不可能なんです…
そこでプラズマで溶接ビードをチマチマ切り落としナットを全て取り外し。

更に表面を慣らした後、新しいステンレスナットを溶接します…

断熱材は再利用…

カバーを巻いて溶接。



スタッドボルトを取り付けてフィルターケースの再生は完成…

今度は差圧パイプの詰まりを…
コレまた頑固なヤツはエアーで吹こうが洗浄剤を流し込もうが解消されないケースがたまにあります…
ウチではそんな場合は差圧パイプを根元で切っちゃいます。
スパッと…

更に元の穴を少し広げて少しでも詰まりにくくしておきます。
ココがよく詰まります…


で、パイプを合わせ再度溶接。



ガスケットを新品に交換してフィルターを組み付け…

後は車両にドッキングして完成です…

最後に強制再生を…
フィルター温度も問題無く昇温。

問題無く終了する事を確認して…
差圧も良好になりました。

車検も近い事から事前に排ガスも確認…

これにて全ての作業が完了です。
いすゞのは必ずと言っていいほど詰まっています。
2,3度 赤くなるほど焼いてエアーブローしています。
ウチは不思議といすゞで詰まった事が無いんですよね…笑
何故かダイナ、デュトロが圧倒的に多いです…(^_^;)
始めは酸素で熱してエアブローしてたんですが、掃除しても2、3ヶ月後には詰まる車両があってその時に試しにパイプを切って穴を広げてみたらそれ以降詰まらなくなった事があったんです…
作業的にも簡単に出来るのでそれ以来詰まってるやつはその方法で対処してるんです^ ^