メカニック日記

メカニックです。仕事ネタから感じた事思った事など気まぐれに更新していきます…

ダイヤフラム交換。

2017-09-28 20:54:44 | トレーラー
東急の3軸トレーラー…


運行終了後にトレーラーを停めるとどこからともなく『シュ〜』と音がする…と言う事で入庫。

現車を確認すると2軸目の左側のマキシチャンバーからエアが漏れてました…
ただ、漏れはサービス側のダイヤフラムからの漏れなのでお客様と相談の結果今回はASSYではなくダイヤフラムのみの交換で対応する事に…

マキシチャンバーASSYだと高いですから…笑

今回はサービス側からの漏れですが、ピギーバック側のダイヤフラムから漏れた場合は基本的にASSY交換しか選択肢は無くなります…(^_^;)

漏れてるのは1箇所だけですが交換履歴も無いことから今後の事を考えてサービス側のダイヤフラムは全数交換する事になりました。

1軸目は普通のサービスチャンバー、2、3軸はマキシチャンバー。

まずは1軸目から作業する事に…


取り外したダイヤフラムはかなり危険な状態でした…
こんな亀裂が…


普通のサービスチャンバーのダイヤフラムは在庫として何種類か常備してます。


当たり面をペーパーでキレイに磨きダイヤフラムのセット…




フタを被せ、更にクランプで挟みこみ…


このクランプもバネ鋼で出来ており外側に開こうとするので…
バイスプライヤーやシャコ万で圧縮します…


こうしないとボルトが短い為にナットがかからないんです…
ま、これもロングボルトに換えちゃえば特に問題無いんでしょうけど…笑

馴染ませながら締め付けてOK…


ちなみにこのクランプにもタイプによって前後の向きがあるんですが…
逆に取り付けられているケースを見かけます。



マキシチャンバーもサービス側の分解…




マキシチャンバーのダイヤフラムは純正品にて交換します…
サイズは同じでも社外品は使わないで‼︎とトレーラーメーカーの方に言われた事があります…
材質や強度に関係するみたいですけど。
クランプボルトも新品に交換…






全て交換し終わったら…
ブレーキ調整。





エア漏れの確認をして作業も完了です…







それから最近あった大事件。

走ってたらいきなり冷却水量の警告灯が点いたので見て欲しい…という事で持ち込まれたギガ。

現車が入庫して早速確認するとエンジン下部はベタベタ…
どうやら本当に漏れてるようで確認する為にキャビンを上げると…





コレですよ。


ラジエーターのアッパーホースがすっぽ抜け。

ホースにボンド塗って組み付けた為に圧に耐えられず抜けたんでしょう。

いるんですよ…ホースにボンド塗る人が。



まさかウチじゃないよな…と、履歴を調べてみると…








まさかのウチでした…
半年前にラジエーター交換の履歴が…

メカニック I 氏の作業でした。




もう本当いい加減にして欲しいです…

彼、2回目ですよこのパターン…

学習能力無いの?


何でホースにボンドを塗るのかまるで理解出来ません…


しかも新品に塗るなんて何考えてるんでしょう…


もう情けないというか…
恥ずかしいというか
腹立たしいというか…


これはミスとかっていうレベルの話じゃないですよ。
1度それでエンジン壊しかけてる訳で、その事を本人も分かってるのにまた塗るんですから…


改善する気は無いんでしょう…



困ったもんです…




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