かたがたいかがおすごしか。
毛皮が湿気るもとニャリでござる。
さて、梅雨となり申した。
わが、長州には「梅雨左衛門」なるモノがおる。
白蛇であるな。
ちなみにワシは「三毛左衛門」である。…張り合う気はないがな。
梅雨時は毛皮が湿気てワシ嫌いじゃが、あじさいは好きじゃ。
特にこの色合いのガクアジサイが好きじゃなあ。
幕末のシーボルト殿は、この花を欧州に紹介するに当たり、愛する女性「おたきさん」の名から「オタクサ」と名付けた。
「ハイドランジア」は「水」に関わる語源であるな。
それもまた、良い逸話である。
さようならば、御免。