もとニャリの日々コレゆるゆる

長州藩在住の猫野三毛左衛門もとニャリがゆるゆると参る

求めすぎじゃろ

2015年05月31日 | 旅行
 かたがた、いかがお過ごしか。
 なんとまあ、夏日である。
 ワシの毛皮の暑いこというたら、やれんでよ。

 さて、殿が九州国立博物館にお出ましになり、土産を頂戴いたした。
 黒田官兵衛殿が織田信長様より拝領した名刀、へし切り長谷部を模した「ろんぐばうむく-へん」である。
 へし切り長谷部とは、信長様に無礼を働いた茶坊主を、信長様が坊主が隠れた棚ごと圧し切ったことより名付けられたもの。
 
 しかし、殿。なにやら難しいお顔でござるな。
 殿「うむ。この拵え(こしらえ:刀の鞘や柄、鍔や下緒など)がなあ」


 黒田家であつらった赤革巻きの柄に、金の鮫打ち出しの鞘、赤の下緒。
 菓子のパッケージにしては、がんばっておるように見えまするが?


 殿「鍔が…違う。へし切り長谷部の鍔は永楽銭ではないのじゃ」
 ほほう?
 殿「長谷部の鍔(つば)は、南無妙法蓮華経の文字と斧の透かし、裏は瓢箪なのじゃ」

 ……殿、求めすぎでござる。


 殿「しかし、この刃紋はよろしいな。現物に忠実である。柄(つか)もとから二・三・四番目の刃紋が大きく乱れておる」

 殿。
 言うておきますが、たかが、菓子のパッケージでござります。

 やな客じゃなあ。

 さようならば、御免。

戦はいやじゃ

2015年05月24日 | グルメ
 かたがた、いかがおすごしか。
 もとニャリでござる。
 琉球王国は梅雨に入ったとか。

 さて、頂き物じゃ。
 戦艦大和の珈琲である。
   
 
 ワシの第一生は戦国時代であった。前世は幕末であった。
 戦はいやじゃ。
 ワシをめでてくだすった方々がお亡くなりになるのはいやじゃ。

 七〇年前。
 周防徳山藩の港より、戦艦大和は出陣いていった。
 最後の夜。
 遅くまで大和はざわめいておったとよ。

 多くの若人がしんだ。
 命令する者はしなぬ。
 生きたいと思う者がしぬ。

 ゆえに、ワシは戦はいやじゃ。

 さようならば、御免。

紫のバラ

2015年05月10日 | 日記
 かたがた、いかがおすごしか。
 本にええ天気である。

 紫のバラが今年も咲いた。
 なんでも先達のおかたにご教授ねがったらしい。
 見事である。

 さようならば、ごめん。

目に青葉

2015年05月04日 | 日記
 山ホトトギス、初鰹…が食いたいもとニャリである。
 かたがた、息災であろうか。

 殿はようやっと咳がぬけて、朝から掃除にいそしんでおらるる。
 朝方は雨であったが、午後からはええ日よりじゃ。
 散歩にでもまいりましょうぞ、殿。

 

「さつき咲く 五月 目には青葉 
 川の音 華やかに 風の音 しめやかに
 揚羽舞う 一の坂 ひさかたの日差しに 春は過ぎゆく
 …どうじゃ、もとニャリ。我が文学の才は!」(殿、完爾)



ワシ「ま…65点でしょうかの」
殿「なしてじゃ!」
ワシ「どっかで聞いたフレエズが、ようけ入っておりますゆえ」

 ふふん。ワシは江戸時代、前世の殿のお膝で連歌を学んでおった猫ですからな。
 甘う見てもろうては困りますぞ。

 さて、粽でもいただきましょうかのう。
 

 さようならば、御免。
 

そろそろ終いのカレー

2015年05月02日 | グルメ
 かたがた、いかがおすごしか。
 まことに夏日とあいなって参ったな。もとニャリでござる。

 殿は、お風邪からだいしょう回復し、声は出るようになられたが、まだしょうしょう咳が残っておらるる。
 殿曰く「この咳は、黄砂とピーエムのせいではないかと思われるのう」
 春は大陸から風が吹いて参りますでな。
 大きなウチワであおぎかえしたいものじゃ。

 さて、ぬくうなったで、ルウでこしらえるカレーはそろそろ終いとのこと。
 夏はたいがいドライカレーを食すのじゃ。

 本日は「焼きカレー」なるものでござったが、この入れ物が優れもので「アサヒ金属のスペースパン」である。これ一個で、魚焼きグリルでパンもピザもグラタンもフライドポテトも焼き魚もできるらしい。

 食い過ぎで腹がぱんぱんじゃ。

 さようならば、御免。