もとニャリの日々コレゆるゆる

長州藩在住の猫野三毛左衛門もとニャリがゆるゆると参る

SL山口号

2014年10月26日 | 日記
 かたがた、いかがお過ごしか。
 ワシの周りには、風邪引いておらるる御仁が多い。
 お気をつけなされや。

 さて、秋の気配の濃ゆい今日この頃、お城下の紅葉もすっかり色づいた。
 旅の季節である。
 窓の向こうからSLの汽笛が聞こえて参る。
  

 さよう、豪雨災害で寸断されておった山陰線が、8月に全線復旧いたしたでな。
 SLも喜ばしげに走っておるわ。

  

 よきかな、よきかな。

 さようならば、御免。

備前長船

2014年10月19日 | 旅行
 かたがた、いかがおすごしか。
 殿は吉川様の御料地に日本刀を見にお出ましであった。

 ワシは例によって留守番じゃ。

 殿曰く「昼飯に食べた、岩国名物のガンス丼はいかいよろしかった」とのこと。

 はぶてちゃる。

 さようならば、御免。

ご無事であられるかー

2014年10月13日 | 幕末
かーたーがーたー、ご無事でござろうかー?
 もとニャリでごーざーるー。

 こちらは若干、風が強いものの雨はほとんど霧雨状態じゃ。

 本来は、本日行くはずであった萩美術館に、昨日、行って参った。
「上方の浮世絵展」じゃ。
 着物の模様がいかい美しゅうて、殿と二人、感嘆しきりであった。
 眼福、眼福。

 予定を前倒ししたために、野田神社の鷺流狂言の無料観覧に行けなかったが残念である。
 来年をまとう。

 かたがたもお気をつけ召され。

 美術館の入り口におらっしゃった木彫りのちょるる殿と、おふみ殿の幟じゃ。


 

 さようならば、御免。

柳の下水

2014年10月05日 | 大内
 かたがた、秋でござる。
 いかがお過ごしか。殿はじゃっかん「ノドが痛い」そうでござる。
 へそ出して寝るからじゃ。

 さて、大内氏の時代には、この鴻城には三名水なるものがござってな。
「藤の下水」「朧の清水」「柳の下水」じゃ。

「藤の下水」はすでに枯れて道場門前に石碑のみ立っておる。
「朧の清水」は最近、再びわき出したらしいが、市役所が整備に動かんらしく、水はくめぬ。
現在、唯一、大内殿の時代から絶えず湧きだし、汲むことができるのがこの「柳の下水」じゃ。
 市内、県庁の裏手の山の中腹にある。

 家の敷地内でな。
 ありがたいことに、手作りで道を整備なされて、管理してくださっておる。
 野村殿、山本殿には足を向けて寝られぬ。

 山から落ちた清水をそのまま飲める幸福をかみしめたいものよ。

 福島では、すでにできぬようになった幸福じゃ。

 判断次第では、我が藩でもできぬようになるかもしれぬ。

 山の清水を汲みに行った殿は、何度も「ありがたいのう、もとニャリ」と仰せであった。
 まことにさようじゃ。

 浴びるほど電気が使えても、水が飲めねば人は生きてゆかれぬ。
 江戸時代には電気はなかったが、人は生きておった。

 そういう、ことなのじゃ。

 左様ならば、御免。