10月19日(日)、新城市にある鳳来寺山自然科学博物館主催の「きのこの学習会」に行ってきました。
開催場所は旧作手村にある作手鬼久保広場周辺です。いつもこのきのこの学習会は好評で、今回も70人以上の参加者がありました。
講師のあいさつ
まず講師のあいさつがあり、各自が周辺の山に入り採集します。
そして、きのこが集まったところで識別会になります。
今回は午後から他の予定があり、識別の始まったところで帰らなければなりませんでしたが、並べられた机の上には、多くの種類のきのこが並べられました。
識別の様子
きのこの学習会といっても、ここの観察会は基本的にきのこの採集&識別会です。
残念ながら、自然界に生えている「きのこ」のほとんどは、食べることができないもので、少なからず、毒性分を含んでいるものがあります。中には、死に至る毒成分を含んでいるものもあります。
きのこの学習会は、自然界における菌類の有用性と、自然界にあるきのこをむやみに食さないようにすることが目的です。
とはいっても、食べることのできるきのこも幾種類かあります。少し時期的に遅かったようですがアミタケがたくさん発生していました。
ハタケシメジ
私は運良く「ハタケシメジ」を見つけることができました。美味しいきのこですが、よく似た有毒なきのこもあります。同じようなきのこを見つけても、ちゃんと識別できる方に確認をとってからにしてください。
なお、きのこの採集にあたっては土地所有者の許可が必要になりますが、ここは新城市の公有地ですので、学習会ということで採集可能になっています。くれぐれも無許可で他人の土地(公有地でも同じです)に入らないでください。運が悪いと、窃盗罪として逮捕されることもあります。
松茸などの菌根菌のきのこを除いて、実は美味しいといわれている腐朽菌の「きのこ」ほとんどは、すでに栽培されています。
美味しいきのこを安全に食べたいなら、スーパでの購入がお勧めです。ハタケシメジも運がいいと販売していることがあります。見かけたらぜひ買って食べてみてください。