自然と風を感じて…

BMW F650GS&R1200RTでのツーリングや季節の移り変わりなどを話題に、愛知・三河地方周辺を紹介しています。

伊良湖岬のサシバの渡り

2008-10-07 00:11:55 | 自然

  伊良湖岬遠景

 10月4日(土)、秋のサシバの渡りシーズンに初めて伊良湖岬に行ってきました。
 いつもは日の出の時間前に、伊良湖岬・恋路が浜に着いて待ちかまえるのですが、今回は同じ仕事の小牧在住の後輩も見てみたいということで、電車の始発に併せ出発しました。

 途中、汐川干潟や渥美半島の全景を見渡すため田原市街にある蔵王山に立ち寄ったりしたので、伊良湖岬・恋路が浜到着は10時ころになっていました。

 ここで「渡り」のカウントしている野鳥の会の仲間に確認したところ、前日の10月3日が今期最高の渡りが記録され、その数約4,000羽とのことで、今日は望み薄とのことでした。

  カウントの様子

 それでもディレクターズチェアに腰掛け、潮風を受けながら空を見上げているだけで、非日常の最高の気分を味わえます。
 つい、うとうとと眠りに入りそうになる瞬間は、まさに天国といってもよいでしょう。

 この日は天気もよかったので、サシバ達は、点にしか見えないとても高いところを飛んでいました。カウントしている仲間達は超人的ともいえる視力で、はるか遠くに現れるタカたちの種類、成鳥・若鳥の別を判断し、記録していきます。

 カウントの仲間には能力的にも入れませんが、彼らのすぐ近くで、双眼鏡やフィールドスコープの向きから、タカの居場所を探しだし、種を判断する特徴を探し出していると、結構楽しめます。特に自分の識別がぴたりとあったときは、すごく嬉しいものです。

 この日は、サシバ、ハチクマ、ノスリ、オオタカ、チゴハヤブサなどが通過していきましたが、カウント数は400羽ほどと少なかったようです。
 ちなみに、これまでの伊良湖でのカウント数は約10,000羽。今年は渡りが少し早い感じがするそう、このあとはあまり飛ばないかもしれません。

 お昼は、伊良湖岬にある「みなみ」で刺身定食を食べました。地元で捕れた新鮮な魚の刺身を味わえるお店です。この日の刺身は、タチウオ、アオリイカ、タイ(?)でした。

 みなみの刺身定食

 伊良湖岬に来られたときは、ぜひサシバの渡り見学とセットで楽しまれることをオススメします。