おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

シンメトリー

2010年12月18日 | 日記・エッセイ・コラム
先日のブログにも記したが、今、ヒゲを伸ばしている
 
今までからも、口髭や顎鬚をたくわえた事があったが、
今回は、もみ上げから連なる頬を含めた形に
伸ばしつつある
 
口髭に比べて、剃る部分が少ないと思っていたが、
事実、少ないところはあるが、
それ以上に難しさがある
 
「ヒゲは難しいよぉ!」
 
髭をたくわえた紳士の言葉だ
僕の伸ばしかけの髭を見て、アドバイスをしてもらったが、
確かにその言葉には共鳴できる
口髭の場合は、伸ばしているのか、それとも無精髭なのか?は
案外区別が付くと思うが、今回の僕の髭のように
顔一面に伸ばそうと考えると、
余程丁寧かつ繊細に手入れを加えておかないと、
清潔感を保つことさえ難しい
 
そして最大の難しさは、その形だ
 
口髭の場合は、生える所は限られているから、
さほど気にかけることは無いが、
顔一面の場合は、手を加えて、
髭の“形”を整える必要が生まれる
 
鏡を覗きながら作業に取り掛かる
細かなところは、剃刀を使わずに毛抜きを使う
そうして、形を整えていくのだ
 
友人の中には、手入れをしなくても
まるで計ったかのように綺麗な形にしか生えてこない
毛を持つ人もいるのだが、
僕の場合はそうではない
 
そして、僕の性格上、キチッとしたいと
ついつい丁寧な仕事になってしまう
もっとも苦心するのは
 
シンメトリー
 
なるべく、いや、ぜったいに左右対称に完成させたい
しかしこれは、かなり神経を使う
左右のモミアゲの長さを調節していて、
両方のモミアゲを失った経験を持つ身としては、
慎重にならざるを得ない
 
しかし、毛一本の誤差でも、
案外、左右対称には見えないもので、
やっていると、どうもシンメトリーには見えないのである
 
(そもそも、毛の生えている範囲がシンメトリーじゃない!)
 
そう言い聞かせても、自分で自分を納得させるわけには
いかない
 
実験的に伸ばしているとは言え、今年最後の忘年会までは
今の形をキープしたいと思っている
 
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする