おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

嫌な予感

2008年11月26日 | 日記・エッセイ・コラム
会社員だった頃、難聴の人がいた
 
まったく聞こえないわけじゃなかったが
当時の補聴器の性能はもうひとつで
仕事をしていると、雑音まで拾うからと
あまり使っていなかった
 
真面目な人だったが、時折
失敗もする
そんな時には、課長にこっぴどく怒られるのだが
聞こえにくい耳を補うために表情を注視するのか
怒鳴り声は聞こえにくいはずなのだが
課長に呼ばれた時には
ひどく怯えていたのを思い出す
感情を表情で推し量っていたわけだ
電話の場合はこれの反対って事になるだろうか
 
電話の場合、まずは掛かってくる時間帯が問題だ
夜中、0時を回ってからの電話は
相手が誰であっても、少なからず緊張する
緊急連絡の可能性が大だから
 
時間帯の次は、声のトーン
冒頭の話とは逆で、表情が見えない分
声の張りは重要な判断材料となる
 
他にも、長い間音信普通だった相手からの電話とか
色々とあるが、遅い時間に押し殺した声の
電話が一番最悪パターンだろう
 
昨日、バカ会忘年会の最終確認のメールを
一斉送信した
何人かはすぐに返信してきたが
まだ返ってこない人もいる
 
(まぁ、今月中って書いたからな・・・)
 
そう思いながら、携帯を見つめていると
不意に着メロがなった
ちなみに今は「ゲッターロボのテーマ」が流れる
仕組みになっている
 
(おっ!ユキちゃん)
 
少し嫌な予感がしたが電話に出る 
前日にも、メールで参加人数を知りたがって
いたからそれだろうと思っていると
 
「・・・すみません」
 
なんとも暗い声
普段のテンションからは少しかけ離れる
 
「どないしたん・・・」
 
嫌な予感が当たったか?
 
「・・・すみません・・・忘年会の日・・・」
 
テンションは低いまま
 
「・・・仕事が入りました・・・すみません」
 
(なんやぁ!そんなことかぁ!)
 
声には出さなかったが、予想外のことじゃなくて
ホッとした
まぁ、ユキちゃんが参加出来ないことは
残念ではあるが、謝られる覚えもないし
一番残念なのは、彼自身だろう
 
「じゃ、代わりに騒いどくわぁ!」
 
そう言って切ったが
僕の声のテンションはどう伝わっただろうか?
 


コメント
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