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日々の暮らしのなかで

スケベ心

2008年10月28日 | 日記・エッセイ・コラム
コンビニに弁当を買いに行ったときのこと
 
どこのコンビニでも同じようなレイアウトだが
商売戦略上、弁当は入り口の真正面
弁当を買うとなれば、次はお茶
お茶はレジに対して一番遠い反対側
 
弁当を小脇に抱え、お茶を選んで振り返ればレジ
 
だが
 
レジへ向うまでに、様々な誘惑が待っている
これぞ商売戦略
ここで、チョコなんかに手を出そうもんなら
まんまと作戦に引っ掛かってしまう
昼飯を前に、そんな憂鬱な失敗をしてはいけない
 
そんなちんけな作戦に乗るまいと、強固な面持ちでコンビニへ
 
(最初に弁当を買うからいけないんだぁ!)
 
自分に言い聞かせるように、冷静に冷静に
まずはお茶を買おうと、入り口をすぐに右折
 
(よしよし、この調子!)
 
と思い雑誌コーナーを横切ろうとした瞬間
鋭い視線を感じる 
 
(かわいいぃ・・・・) 
 
熱視線を送ってきたのはグラビアアイドル
雑誌の表紙で微笑みながら、こっちを見ている
 
(まぁ、急ぐこともないんで・・・)
 
雑誌を手にとる
が、結構、恥ずかしい
マンガには全く興味を示さず、ひたすらグラビアを凝視する
オッサンてのが、客観的に見て受け付けないからだ
レジの店員が年配の女性だとか、オッサンなら
なんの躊躇もなくグラビアページだけを
食い入るように見入るのだが
かわいい女性が立っていると、どうも落ち着かない
 
ただ、そんなピュアな僕なのだが不思議な事に
レンタル店なら、どんなにかわいい女性がレジにいても
アダルトなDVDを借りることができる
しかし、どういうわけか、コンビニでは恥ずかしく感じる
 
(ええぃ!買ってしまおう!) 
 
レンタルビデオ店と同じでレジに差し出すことには
そんなに抵抗がないし、買うってことは
グラビアだけじゃないですよ!ってアピールにもなるし
とにかく、そう言うわけで買いたくもない雑誌も
一緒にレジへ
 
弁当とお茶と雑誌
 
財布を除きこんでいると、予想外の金額を言われた
290円ほどだろうと思っていた雑誌が420円だった
 
(ぐぇ!たっかぁー 値段見てなかったぁ!)
 
あとの祭りだ
そんなに高いなら、立ち読みまでだったのに
 
戦略に引っ掛からないようにと考えたのが駄目だったのか
男の本能に従ったのが間違いだったのか
どっちにしても
 
スケベ心 
 
を出した自分が悪いと思った
 


コメント
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