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日々の暮らしのなかで

夫婦

2008年10月24日 | 日記・エッセイ・コラム
仕事が一段落ついたとき、車を走らせた
 
ちょうど一息つきたかったところだったし
今日は、弁当のおかずが肉系ばっかだったし
サラダ的な野菜を摂取しようと朝から考えていたので
時間的にも丁度いい!って感じで
スーパーへと出掛けた
 
駐車場へ静かにすべりこむと
焼き鳥とたこ焼きの文字が飛び込んできた
スーパーの入り口には時折そうやって売っているものだ
 
(腹、減ったなぁ)
 
時間的にも空腹ピークなんで
においに釣られながらも、歩を入り口へと進めていると
 
「いらっしゃいませぇ!」
 
威勢のいい掛け声
 
(ふっ、買わないよ!)
 
クールな視線を送って颯爽と店内へ
お目当ての野菜的なサラダはなかったが
ポテトサラダを含めた三種類サラダなる豪華な
サラダが売っていたので、早速ゲット!
が、何か物足りない
いや、野菜を買いにきて、一応かったのだ
弁当は持参してるんで、ほかに足りないものはない
 
はず
 
いや、どうもさっきから引っ掛かっているのは
あの屋台の二人の姿だった
威勢よく挨拶をしたのは奥さんの方
旦那さんの方はいかにも職人気質って感じの
悪く言えば堅物で、よく言えば実直な感じの・・・
 
以前から店の前で何度か見かけたが
一度も買ったことはなかった
が、今日はどういう心境の変化だったのか
あの二人の健気な姿に、少し心が動いた
 
屋台の前に立つ
 
「いらぁぁしゃぁーいまっせぇ!」
 
一段と大きな声で迎えてくれたのは奥さん
 
「ええっとね・・・・」
 
ネギマ、皮・・・目につくものを注文する
するたびに、旦那さんが忙しくタレをつける
 
「はい、1200円!」
 
値段をよく見ずに買ったから、値段を聞いたときは
 
(たかぁ!) 
 
と思ったが、帰ってきて食ってみると美味かった
 
それにしても
どうして僕は、ああいう雰囲気の人たちに弱いんだろう
コントラストと言うか
仮に二人とも威勢のいい商売人だったら
仮に二人とも遠慮勝ちの商売下手だったら
 
ちょうど良かったんだろうね
 
夫婦の雰囲気が
 


コメント
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