おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

いらち

2007年09月15日 | 日記・エッセイ・コラム
関西弁で「気が短い」って事。

まぁ、ちょっとニュアンスは微妙だが、
そういう事だ。

うちのオヤジがこのいらち。
見かけは穏やかなナイスオヤジに見えるのだが、
なかなかどうして、いらちである。

最近、わたくし事で申し訳ないが、ダイエットをしている。
入隊はせずに、自分で新たにあみ出したエクササイズに
毎晩励んでいる。
どんな運動をしたって、ビリーのように一週間で成果を
出そうと思えば、かなりハードである。
ましてやシロウトが考え出したようなモノでは、
目に見える成果は、まだまだ先の事なのである。

自分でもそれは分かっているが、
とりあえずは

“継続すること”

を目標としているのだ。
もしかりに、ビリーのブートに入隊する事があっても、
途中で挫折するようでは、何もならない。
だから、言うならば、あえて、
そんな忍耐力をつけるためにも、毎夜毎夜精を出しているのだ。

しかし、いらちは待ってくれない。

先日、仕事の休憩時に、
おもむろにオヤジが口を開いた。

「お前、まだ毎日運動続けてるんか?」

励ましの言葉だ。普通はそう感じる。
親に褒められてはしゃぐ年頃ではないが、
人に褒められて、影の努力を知ってもらって、
嬉しくないはずがない。

「あぁ! まだ続けてるよ」

石川くんなみに、そう、歳をとった遼君を彷佛とさせるような
“ハニカミ”笑顔をのぞかせる僕に、とっておきの
言葉が投げかけられた。
 
「その割には痩せてへんな!」
 
 
オヤジはいらち。
 
そんなにすぐに効果が出るなら、ビリーは儲からない。
 
 
はずだ。
 
 


コメント
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