おかげさまで生きてます

日々の暮らしのなかで

留守電

2007年09月10日 | 日記・エッセイ・コラム
「反省会は出てくださいね!」
 
先週の木曜日、ユキちゃんから電話があった。
馬鹿会の日帰旅行が土曜日に開催された。
仕事の都合上、今回は欠席することになった僕に、
最終確認の電話をくれた。
 
参加者は4名。うち一人は酒を飲まないんで、
向こうで飲んできてもいいのだが、
やっぱり地元に帰ってきてゆっくり飲みたいらしい。
その名目が
 
“反省会”
 
何を反省するのかと思うが、早い話が余韻に浸って
バカ話で飲もうって事だ。 
 
当日、改めて電話をくれる手はずになっていた。
電話の着信は気がつかなかったが、着信ランプが点滅しているのに
気づき、早速留守電を聞いた。
 
「ユキです。午後7時○○に集合でよろしくお願いします」
 
早めに用事を済ませて、シャワーだけでも浴びて行こうとかと
思ったが、以外と用事が長引いたので、Tシャツだけ着替えて
家を出た。
 
歩いて3分。
馬鹿会御用達の居酒屋だ。
 
結構時間に厳しいメンバーもいるので、少し早めに店へ。
にぎやかな店内の雰囲気を感じながら引き戸を開けたが、
誰もいない。
大将にみんなで集まるって事を言った後、中ジョッキーを注文。
 
一口喉を潤した後、時間の確認をするために、ユキちゃんへ電話。
 
「今日、7時集合やったな?」

「そうです。ちょっと渋滞で・・・」

「いやいや、ええんよ。飲んで待ってるから」

「すみません。入り口左側の座敷予約してますからね」

「えっ?そうなん・・? 大将知らんって言うてるで」

「・・・・ とりあえず、急ぎます!」
 
予約の話が気になったが、まぁええか!ってビールをぐびぐび。
 
そろそろかなと思っていると、携帯が鳴った。
 
「今、どこに居ってんですか?」

「えっ、もう飲んでるけど・・・」

「今、僕らも座敷にいるんですけど・・・」

「えっ、えっ???」
 
 
「今日は△△ですよ」
 
 
「ええっーーーー!!! そうなん?」
 
 
留守電はすでに消去済み。
確認することは出来なかったが、△△でみんなが飲んでいるのは事実。
 
大将にどう言って切り上げようかと迷ったが、
変に気を使うよりは、正直に言って、また改めて飲みに来ようと思った。
 
 
「ごめん、大将。間違ってたわぁ」
 
 
お互い苦笑しながら、生ビール代を手渡し、そそくさと店を出た。
 
 

 


コメント
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