日々思うこと

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「図書部」の思い出。

2006-02-07 | ヤワラカメの話
高校時代、「図書部」に籍を置いていた。
といっても部員も少なかったし(一学年に1~3人)、ロクな活動はしていなかったのだが。図書館の隅にある部室が自由に使える、という理由で入部したようなものだった。
もちろん「読書好きだったから」なんていう理由ではサラサラない。^^;

私の下の学年くらいからマンガ好きな子が次々に入ってきたこともあって、図書部はいつしか漫研の様相を呈するようになっていった。
(注・こんなイイカゲンな部ってそうそうないよね…と思っていたのだが、他でも似たような話をちょくちょく聞くところをみると、結構ありがちな現象なんだろうか…?^^;)
気がつけば部員でもない子が入り浸っていて、同人誌に出す原稿を熱心に描いていたり、その感想を求めてきたり…
いつしか部長となっていた私はといえば、時々思い出したように「ちょっと~、ちゃんと活動しようよ~」などとクギをさしたりしつつも、つい一緒になってマンガを読みふけっちゃったりする毎日だった…(だめじゃん!)
でも実際、大した活動なかったんだよね~…

そんな図書部も、年に2度だけは活動らしい活動をする。
「文化祭」と「『(図書)館報』の発行」だ。
文化祭のほうはまだノリで乗り切れたが(さすがは私!ってとこですか♪)、館報のほうはそうはいかない。何しろB4ウラオモテを、普段ロクにかかわってもいない「図書」に関する記事で埋め尽くさなければならないんだから…

覚悟を決めて幾度か図書館に足を踏み入れてはみるものの、並んでいる古臭い本の数々は、「エセ知識人」の私を拒否しているかのようで、手に取る気さえ起きない…
しかし、ここで記事の一本でも書かねば図書部部長の名がすたる!と、数少ない読書遍歴から寄せ集めた、分かったような分からんような分かったふりした記事を、知的に聞こえる言い回しにくるんで書き上げた。何を書いたかは思い出せない。(思い出したくもない…)
う~ん、あの頃は若かった…その「恥ずかしい原稿」を載せた館報はシッカリ発行された。
思えば、私の図書館アレルギーはこのあたりから始まっているような気がする…

ハイ、告白します。図書館・図書室の類は「大嫌い」でした!
毎日のように図書館に足を運んでいると見えて、その実図書部という名の漫研に通っていた私にとっては、せっかくの名著の数々も、私の知識の浅さを暴露せんと待ち構えている恐ろしげなものでしかなかったから…

ところで、この前母校のHPを見ていたら、どうやら思い出の図書部はいつの間にかもうなくなっているようだ…
こんなことならもうちょっとマジメに活動して、読書の楽しさを一人でも多くの人に伝えたかったな~なんて…「オマエが言うな!」って感じですか^^;


何が言いたいのかよくわからない話になってきましたが…
要するに、「インテリっぽく見えるばっかりに(?!)ソレっぽく振舞わなくてはならないというのも、結構ツラいのよ~」というお話でした。(ちょっと違うな…

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