日々思うこと

日常と、
日常につながるもの。

パート2(予想外に長くなってしまった…)

2006-04-20 | 苦あれば楽あり
そのまま「陣痛室」(←スゴイネーミングだよね^^;)に入れられ、徐々に強くなる陣痛との戦いが始まった。

…わけなんだけど、私の場合眠くて意識モーローだったのでだいぶ助かってたんじゃないかと思う。
「…きたきたきた!!」(眠りが浅くなる)
「ん~~イタタタ…」(陣痛)
「…はぁ~…」(熟睡)
この繰り返しだった。

しかし午前3時ごろ。破水をきっかけに、イッキにお産っぽくなった。
そこからあとは“何も考えられなかった”という感じ。いや、何も考える必要もなかった。
人間ってまぎれもなく“動物”なんだ。後からくっつけてきた人間の知恵なんて、こんなときには何の役にもたたない。

今回は自然分娩に臨んだ私だが、帝王切開の前歴がある場合子宮破裂のリスクが高くなるので、お医者さんや看護婦さんに「異常な痛みがあったらすぐに知らせてください」と言われていた。
でも、陣痛も初めてなのに、この痛みが正常か異常かなんてわかるのかなぁ…と不安だったのだが、そんな心配は無用だった!すべては「本能」が教えてくれた、そんな感じだ。

「はい、これで最後ですよ~、がんばって!」の声かけが何度かあって(…そのたびに、「さっきこれで最後って言ったじゃん、ウソツキ!」と心の中で文句を言いながら^^;)無事誕生。「男の子ですよ」という声が聞こえたときは心底うれしかった。
(一人目のときは男でも女でもどっちでもよかったけど、二人目となるとやっぱりちょっと思惑が混じってしまうよね…


・・・というわけで、これで私の“出産秘話”はおしまい。

私の場合、流産の後それほど間をおかずに子どもを授かったことには、神様のお恵みと感謝せずにはいられない。
流産の悲しみが出産の喜びで癒され、結果的には「ハッピーエンド」になったから…
これから年齢を重ねると、妊娠の確率が下がる一方で流産の確率は上がっていくだろう。
「もしも最後の妊娠が流産で終わったら…」と思うと、3人目にトライする勇気はどうしても起きなかった。

私の目を開かせ、語りつくせないほどのことを教えてくれた「妊娠・出産」(それから「結婚」も)に、感謝せずにはいられない。

四度目の妊娠

2006-04-20 | 苦あれば楽あり
*・゜★四度目の妊娠・パート1☆.:*・゜

四度目の妊娠は、当初から何となく“肝が据わった”感じだった。
実際つわりも軽く、逆子でもなかったので、それほど気をもまなくてすんだというのもあるけれど。

予定日近いある日の午後。
その日の夕方に母親が来てくれることになっていたのだが、いつもより何となくお腹の張りがキツいな~と感じていた。それに、割と規則正しく来ているような気もしないではない…う~む、これって陣痛なのかな??何しろ初めてのことだから自信がない…
母親の「念のため診てもらっておいで」の一言で病院に行くことにした。帰宅した夫に送ってもらう。

「これで陣痛じゃなかったらなんか恥ずかしいな~…」
「まあまあ、そのときは気晴らしにドライブしたって思えばいいじゃない。」
「そうだね♪」
娘を母に預けて、会社から帰ってきたばかりの夫に、病院に送ってもらった。
そのときの“ドライブ”は、幸せな気分とともに今もはっきり思い出せる。

しかし…
「あんまり痛くなかったので、陣痛じゃないと思ったんですけど一応…」
「何言ってるんですかっ!もう陣痛10分おきに来てますよ!」
診察するなり、なぜか看護婦さんにおこられた(; ;)だって陣痛なんて初めての経験だからわかんなかったんだもん!!