バージニア労働者

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検査結果(胸部レントゲンのやつ)

2011年07月14日 | 歯列矯正

早々に結果からお知らせすると、結果は「異常なし」でした。

ご心配をおかけすると共に、心配してくれた皆さんの気持ちが大変嬉しかったです。

本当にありがとう。


******************


さて、結果を先に言ってしまったので、ここからは検査した日のことなど。



頭では、絶対に異常なことなんてあるわけないと思う強気のケイエスと
でもでも自分が全く知らない水面下では、知りたくない何かが進行していたらと思う
弱気なケイエスが共存していて、ジキルとハイドをうまく操りながら当日を迎えた。



病院の受付の女性の対応がすばらしくナイスで、冗談を言ったりして笑いながら
ああ、今そうやって笑っているこの場所が病院じゃなかったら、もっと楽しい気持ちになるのにとか
思った。



待合室で、雑誌を読む気分にもなれず、ぼんやりとドクターカトリーナとの会話を思い出す。

「もしレントゲンで何か異常があったら、そしたら次の工程はケイエスさんの場合
呼吸検査になるわねえ。」


要は、ガスマスクみたいな装置を口につけ、それで呼吸を調べ、肺にどれくらいの空気を入れて呼吸しているのか、
肺の許容量はどれぐらいなのかを調べるそうだ。



なんとなく痛くはなさそうなのでもしそうなった場合でも、
それならまだ精神的に大丈夫かななどと、駐車場がみえるその待合室でぼんやり考えた。



おもむろに名前を呼ばれて、脱衣室に連れて行かれた。
ここで上半身を素っ裸にし、アクセサリーも全部取り除き、病院の用意するガウンを身にまとい
再びそこの待合室で名前を呼ばれるのを待つ。


目の前に座っていたのは、10代後半と思われる女の子が彼女の母親と思われる女性と座っていた。


若いのにどうしたんだろうと、余計な詮索をしたくなる。


私の名前はすぐに呼ばれて、『X-Ray』(レントゲン)と書かれた、薄暗い部屋に連れて行かれた。


私が最後に胸部レントゲンを撮ってもらったのが20年前のことだったが、
あのころのレントゲンを撮る機械とは全く違って、とてもハイテクに見えた。


「すごい機械ですね」と思わず言ってしまわなかったのは
そのレントゲン技師(女)がまるでそのすばらしいハイテク機械と一緒に作ってもらったみたいな
ロボットみたいに機械的だったからかも知れない。


先ほどの病院の受付の人とは、冗談ではなく、人間と機械ほどの違いがある。


彼女は淡々と、質問するべきだけの質問をして、さっさとレントゲンの準備をする。


なんだかつまんねーと思ったが、ここで無駄話に花を咲かせて
うっかりミスでもされたら大変である。


実際に何年か前、別の場所で心電図を取ってもらったときに
その看護婦と楽しくおしゃべりを続けていたら、その彼女、引っ付ける管を
上下左右間違って私の胸に貼ってしまい、心電図がジュリアナ東京みたいになったらしく
当時担当医だったDr.Wangがびっくりして飛んできたことがあった。


やっぱりこういう仕事は淡々とやるべきことだけに集中してやった方が良いようである。



「みなさんに質問している事柄なので」と前置きして彼女は、


『今までガンと診断されたことは?』


と、聞く。


機械的に。


どうもあの手の単語にはぎょっとしてしまう。


「...ないです。私が知っている限りは。(最後、消え入りそうな声で)」


私の声のトーンが変わったので再び「皆さんに質問している事柄です。」と言ってくれた。


次の質問が、「タバコは吸いますか?」「今現在妊娠している可能性は?」
「今まで喘息、結核を患ったことは?」だったので
あー、本当に普通の質問事項だったんだと安心する単純な私が情けない。


レントゲンは後ろ向きから「バンザイ」した格好で撮られたのと、
横向きになってまた「バンザイ」した格好で撮られたのと2種類。


いずれも3分以内で終わったと思う。


出来上がったレントゲンを、そのロボットレントゲン技師が
ちゃんと撮れているかどうか確認する。


彼女と一緒に小部屋へ行き、一緒に出来上がった写真(写真じゃないっつーの)を見たかった。



「結果は2,3日のうちに担当医の事務所から電話で知らされますから。」


最後までマニュアルどおりの台詞で彼女は締めくくって、私はさっさとその場を離れた。



それからは結構何も心配せず、というか考える間もないほど仕事が忙しくて
なんとなく忘れかけたころに連絡があった、という感じである。



「肺に穴も開いていなければ、水も入っていません。影も見当たりません。
全く異常なしということです。またおかしいところがあれば来てください。」と
留守番電話に入っていた。


胸の「ぐ」という音はあれから全くしていない。


異常なしということなので、私の肺は異常なしということなんだねと
あたりまえのことを、そうかそうかと何度も納得するまで言い聞かせる。


誰にいうわけでもなく、「ありがと」と、言ってみた。



子宮頸がんの検査結果も大丈夫でありますように。


************
不要な衣類など、どこかの団体に寄付しようと集めている
物品をゲストルームに押し込んでいるんですが、手放そうとしたバスケットにミディが。



ミディを誰かに寄付なんて出来ないよ。


クリックしといてね♪
↓  ↓  ↓

いつもありがとう。









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4 コメント

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良かった (solo_pin)
2011-07-16 00:07:43
異常なし、と聞いて良かったと思いました。
子宮頸がんも大丈夫と祈ってます!
「バンザイ」のくだりで、一生懸命バンザイしてたのかなと
勝手に想像して、なんか大人がそういうのやるって
可愛いなと思い「ぷふ」と笑ってしまいました。
大変失礼いたしました。

うきゃーっ!ミディさん可愛すぎ!
連れて帰りたくなりました!!
Solo_Pinさんへ (ケイエス)
2011-07-16 08:24:40
わははははっ!!!

いくらなんでも検査中に「ばんざい!」て(笑)
実は手がだるくないようにつかまり棒があったんですが、
それにはつかまらず、ただバンザイを(爆笑)
傍からみたら結構滑稽だったでしょうねえ。
あはは笑っていいよ。
心配してくれてありがとね。

ミディね、さりげなくキュートな自分をアピールすることに長けてるんですよ。ふふ。
オー! (ミミ)
2011-07-16 12:16:41
異常なし いがった いがった v^v^)
子宮の方も大丈夫だといいですね

私はまだ20代の頃、上の子供2人がまだ小さい頃
初期の子宮頸がんが見つかってレザーで焼きました。
3年ほど前は長年仲良くしていた?筋腫とさよならしたので子宮はもう無いんですよ 

ミデさんの入ってるこのバスケット
静か~に持ち上げたらミデさんそのまま入ったまま?それとも飛び出る? ぶらんこ出来る?

 

ミミさんへ (ケイエス)
2011-07-17 07:45:04
ミミさん、そうだったんですか(ちょっとしんみり)。

でも考えようによっては、この先、心配の種になったであろうオブジェクトが
ないだけ心配から開放されていますよね。
とは言え、健康管理には十分気をつけていきましょう、お互いに...

ミデさんだったらバスケットが持ち上がった時点でヒョイと逃げていくでしょうが、
あれがフリちゃんなら乗ったままで、しかも
ブンブン振り回しても依然乗ったままだと思います。

それぐらい性格が全く違うお二方なんです(笑)

検査結果、心配してくれてありがとうね~

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