どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

『ハロルド・フライの思いもよらない巡礼の旅』を読み終える

2024年06月27日 | 日記

3時起床

昨夜早くに寝たせいだ

今日 図書館の本が3冊届くので すぐに昨日読み切れなかった本を読み始める

読み切れなかったのは眠くなったせいもあるが ちょうど2/3を読み終えたあたりから調子が少し変わってきたせいもある

そしてほぼ終盤で知る事実

 

読者の年齢によって感想は違うだろうが 人生の大半を過ぎた人にとっては感じるものが多いのではないだろうか

映画のほうは『ハロルド・フライのまさかの旅立ち』という題名になっているが 本のほうは『~の思いもよらない巡礼の旅』となっている

映画のタイトルとして「巡礼」では重すぎると思ったのだろうか あるいは見る人に意味を与えすぎてしまう?

原作の書名には  "PILGRIMAGE" (巡礼)が使われているし 宗教的な色合いはほとんど無いのだけれど それでもこちらのほうがより内容に適していると思う

彼が手紙を投函しようと家を出たのにポストを通り過ぎ 立ち寄ったガソリンスタンドの若い女性から「信じる心」の話をされたことがこの旅のきっかけとなり その旅の中で今までの人生を振り返り 後悔や懺悔をする中で 次第に再生していくことになるのだから

 

この話は ホスピスにいる昔同僚だった女性からもらった一通の手紙から始まるハロルド・フライ(と妻)の物語だが そのホスピスにいる女性を主人公にして書かれた『ハロルド・フライを待ちながら』もある

続編というよりも 姉妹編とでもいうべきか これである人たちを巡る人生全体を立体的に見ることができる

今日 新たに借りてきた3冊の本のうちの1冊がこれ

比較的涼しく 風も心地よかったので半分近く読み進んだ

でも他の2冊も興味深くて 並行して読んじゃうかもなあ

明日は一日雨らしいし まあいっか 

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2 コメント

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待ちながら・・・もあるのですね (みらい)
2024-06-29 03:12:39
自分の人生をもう後半だと言いながらも、
しっかり向き合う事から逃げる性格なので、
読むのが怖いような気もします。
でも、読んでみたいな~
ヨッコちゃんが今まで書いてくださった本たち。
ワタシの仕事もようやく少し息がつけるようになったので、
少しずつ追いかけてみたいな~
イタリア在住女性のエッセイ、印象に残っています^^
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みらいちゃんへ (yokochann)
2024-06-29 10:55:33
彼女の視点から、彼の家族との関わりを見つめるという書き方になっています。
みな、それぞれが少し誤解していたり、相手を理解できていなかったり、自分をだましていたり。
そういうところって誰にでもあると思う。

内田洋子さん。
時代や地域、出自など全く違う色々な人々の人生が喜怒哀楽とともに語られます。
文章も適度に読みやすく、描写も適度に美しく。
実際のイタリアの風景なので、わからないながらも何度もグーグルマップを開いては、ストリートビューで町や風景を眺めてしまいます。
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