髪を切りに行こうか迷ったが 明日に延期
図書館から借りている本をやっつけなくちゃ
それにしても俳句に使われる漢字のめんどうなことといったら
読めても書けない文字はもちろん 中には読めない漢字さえある(振り仮名がなければ漢字から調べるところだ)
文字が小さくてよくわかないから パソコンで単漢字として調べる
一度も あるいは数回しか書いたことのない漢字は 厩・鮠・朧・躑躅・囀・燦・藪・雛・蝌蚪・巒
俳号にしても かなり有名な人の名前は知っているけれど どう読むのかがわからない人もいる
だいたいが「子」がついているからといって 女性であることは少ないし
が そう思っていると「星野立子」は高浜虚子の娘で女性だし 「夜半」は「よは(わ)」かと思うと「やはん」 「烏頭子」は「うとうし」
小さく いらっとする
今日なんか熊野供養を何故「ゆやくよう」と読むのか そもそもこれが何かもわからず 調べると「くまの」のほうが出てきてしまい たどりつくのに時間がかかってしまった
能の演目にもあり(哀しくも美しい話) 湯谷とも書く
静岡県磐田市の行興寺に「熊野」(主人公の女性)のお墓があり 「熊野の長フジ」は国の天然記念物だそうで 毎年「熊野の長藤まつり」が行われるそうだ
それを詠んだ句は「おくつきにとどきし藤や熊野供養」(百合山羽公)
「おくつき」って・・・何?
奥津城とも書く
調べたら 神道のお墓のこととあった
奥都城と書くこともあるようで 平仮名にしたのはそのためか あるいは藤と熊野供養を目立たせるためだったのだろうか 私は後者のように思う
たった一句の中に 私の全く知らない情報がてんこ盛りで すべてわかってやっとこの句を飲み込めた
時間はかかるけれど こんな発見も面白い