どこまでだって歩いていけるさ

2012年1月22日 それまでの日記を引き連れてOCN Cafeから移住。
新しい扉の向こうには何があるのだろうか。

『ありごめ』を読み始める

2024年06月28日 | 日記

一日雨という

梅雨入りから一週間 梅雨の前期は雨量もそう多くないのが普通だが 梅雨入りが遅くなった分を取り戻そうとするのか なかなかの降りっぷりだ

音がしなくなって止んだなと安心していると いきなり地面や屋根や木々を叩きつけるように降り始める

今日一日外に出ている人は大変だろうと思う

 

半分近く読んだ『ハロルド・フライを待ちながら』を捨て置いて 今日は『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』を読み始める(長いタイトルで『ありごめ』と呼ぶこともある・・・ような)

ボルネオ島の森で狩猟採集中心の暮らしをするプナンの人々の生活を描いたフィールドワーク

現代社会においてはかなり有名らしく 海外の学者も研究対象としたようだ

一夫一婦制で 二股だの浮気だの不倫だのは無いのだが ひとりの人との婚姻期間は短く また別の相手と婚姻関係を結ぶ 

子供は自分のもとで育てる以外に 養子に出すのも受け入れるのも頻繁に行われる

まるで大きなひとつの家族

 

この本のタイトルである「ありがとうもごめんなさいもいらない~」というのが 「言わない」ではないところが この人たちの社会を言い表している

そういう概念が必要無いということだ

小さい時から「ありがとう」や「ごめんなさい」を言うように教育されてきた私たちの 社会の常識と思ってきたことが揺らぐ

半分ほど読み終えたところで 今日はこれまで

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『ハロルド・フライの思いも... | トップ | 梅雨には読書がよく似合う »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
「ありごめ」って言うのですね (みらい)
2024-07-01 00:59:48
教育される考え方が違うと、全く違う社会になるとは思うのですが、
ここまでとは・・・
嫉妬や不満はどうなるのかな。
長いタイトルを「ありごめ」と略すのも、
常識が違う論点なのに日本らしくて面白いですね。
返信する
みらいちゃんへ (yokochann)
2024-07-01 10:49:48
鬱だったり自殺だったりが無いことから、ストレスというものがほとんど無い社会と思われます。
私たちが彼らの社会を目指すことは無意味であるけれど、ひとの新たな可能性のようなものを感じます。
ほとんど所有物というものを持たないので、嫉妬心も無いのかな。
何しろ、生きるために食べることが唯一にして第一義だから。(今の私も近い?笑)
返信する

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事